フェチは先に謝ってから言う【 #推し短歌 】
本能をものがたる眼で張りつめた糸切り落とす、まばゆいは風
そんな顔しないでほしい好きなのは戦う姿だけでよかった
だって知らなかったんだよその絶佳 思いもよらぬその上腕筋
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#推し短歌 参加、第八弾。
ごめんなさいね。先に謝っておく。
推しの好きなところなんて、無限にあるじゃないですか。
推しが生み出したもの、アーティストなら作品とか、アスリートならプレーとか。
あと人間性。アティテュードと呼ばれるもの。推すようになると、もうそれは当然で。
でね、ごめんだけど、ほんとごめんだけど、やっぱり見た目だって重要なファクターですよね!?っていう。
で、私は初めて、人生で初めて、筋肉を愛でるという推し行為を体得しました。
筋肉に惹かれたこと、今まで一度もなかったんです。興味が一切なかった。
でも河村くん(バスケットボールの河村勇輝選手です)の沼に落ちて、なんていうか動きとかフォルムとかがもう強くて美しくて見惚れてしまって、ある時ハッと、筋肉に見惚れてることにも気がついたんです。
すみません、第八弾ともなると、そういうことも、詠み始めちゃうんですね。
あ、でもこれは三首目だけの話です。
一首目は試合中の、眼光鋭く相手を見据えて(あの眼が本当に好き)、代名詞とも言える超高速ドライブで相手を抜き去る時のことを、二首目はオフコートでの笑顔の可愛さを知ってしまった時の気持ちを詠みました。
はあ。プレーが好きなのはもちろんなんですよ。もちろんそこが入口なんですけど、人間性も、そして見た目も!好きなんですごめんなさい見逃してね……の三首でした。
子供の就寝後にリビングで書くことの多い私ですが、本当はカフェなんかに籠って美味しいコーヒーを飲みながら執筆したいのです。いただいたサポートは、そんなときのカフェ代にさせていただきます。粛々と書く…!