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【経営哲学】質問にはアイデアで答えよ


「競争に勝つためにの究極の武器は、学習する能力と、学習したことを取り入れて素早く行動に移す能力だ。」
20世紀最高の経営者と呼ばれたジャック・ウェルチの言葉です。

「学習する」「行動に移す」の間には、大きな壁があることに注意すべきだと。しかし、世界中のアイデアを学習し生かす文化がGEにはある。「それが、我々が他社に差をつけている原因なのだ。」と当時のインタビューに答えていたそうです。

 私がこの偉大な経営者の事を知ったのは、彼の朗報でした。
色々な本や情報から、彼の事を少し学びました。
この未曽有の経済危機の中、日本経済が立ち直るヒントが彼の軌跡の中にあるのかもしれないと感じ、是非皆さんにも知っていただきたいと思います。


① ジャック・ウェルチとは

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 ジャック・ウェルチは、世界最大級の米国企業GE(ゼネラル・エレクトリック)で1981年から約20年間、CEO(経営最高責任者)と会長を務めた経営者です。
 時代遅れになりかけていたGEの組織と事業を改革し、売上を大きく伸ばした手腕は、「20世紀最高の経営者」と賞賛されました。 
 GEは電気製品だけでなく、航空エンジン、金融、医療、電力、放送などで各業界をリードする複合企業で、売上高などの総合評価やブランドランキングなどで世界トップテンを維持しています。

約1カ月前。2020年3月に84年の人生に幕を下ろしました。


② なぜ今、ウェルチとGEに学ぶ必要があるのか?

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絶賛と厳しい批判や中傷にまみれた人生だったが、今日、アメリカのMBAの教科書で彼ほど引用される人物はいないとのこと。
 激しい事業の売却や清算によって沢山の人材をレイオフしたことや、会長就任の5年間で10万人を解雇するなど、血も涙もない経営者と非難されたが、その凄まじい経営手腕により就任時 株価総資産1兆4000億円から20年で40兆円まで会社を成長させた。

  なぜ今、ウェルチとGEに学ぶ必要があるのか?

それは、21世紀に入ってからの日本の経営環境が、米国の1980年代に酷似しているからだと言われています。 
80年代、日本企業は、米国が発明、開発した電気製品やコンピュータなどを、低賃金と技術力を武器に、低価格で大量生産していました。そんな加工貿易立国、日本の輸出攻勢に米国は押され、一時は勢いをなくしていたのです。 

まさに今の日本とアジア諸国との関係とそっくりではないですか?

 たとえば液晶テレビ事業は、サムスンをはじめとするアジア諸国の企業に多くの市場を奪われました。
  今の日本企業は、アジア諸国との低価格競争に自信をなくし、方向性を見失っているのではないでしょうか。
  そんな21世紀の日本企業に求められる経営の先駆者が、ウェルチなのです。


③ 企業内政治を憎んだウェルチの哲学

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 海外企業との低コスト競争の中で、いかに新しい価値を創造して事業を継続的に発展させるか。モトローラが開発した「6シグマ」という品質管理手法を取り入れ発展させ、現在の米製造業の品質管理の根幹の思想をなす程までに成長させた様に、「自前主義」に拘らず良いアイデアをどんどん吸収するにはどうすればよいのか。
そのヒントはウェルチにあると言っても、過言ではありません。

1、穏やかでバランス感覚のあるリーダーになろうと思ってはダメだ
2、仕事に命を吹き込むのは優れた社員で会って優れた戦略ではない
3、企画書の事など顧客は全く知らない
4、質問にはアイデアで答えよ
5、管理するな、コーチしろ

 そんな「偉大なる経営者」ウェルチの数々の明言は、彼が信奉する経営学者P・F・ドラッカーの考えを実践して企業を成功に導いた実例としても、日本の経営者やリーダーの心に響くものがあるのではないでしょうか?

今後、少しづつウェルチの実践の軌跡をお伝えしていきたいと思います。

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