見出し画像

母の短歌・母の母

脱ぎし足袋
おのづからなる
ふくらみの
母と我との
互ひに似たる

 母はこの11月で96歳になりました。
最近は本を読むのがおっくうになったそうですが、この間買った平成万葉集でも送ってみようかと思います。おそらくどこかで目を通した事はあると思いますが。

 この歌は、年代から割り出すに母が今の自分と同じ50代の時に詠んだ歌です。
確か法事の後にこの話を聞いたように記憶しています。
 昔、父と私が寝転がって高校野球を見ている時に、相似形で並んでいる事に気づいた事を思い出しました。

 以前から好きな歌ではありましたが、同年代になってみて母が当時感じた思いをなぞるような、不思議な感覚です。
▪️

この記事が参加している募集

今日の短歌

とにかくやらないので、何でもいいから雑多に積んで行こうじゃないかと決めました。天赦日に。