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思うことを徒然と

最近友達と連絡を取り合っていると必ず、
もう11月なんだけど!!!という話になる。

オリンピックもなかったし、
お花見シーズンは家にこもっていたし、
ビアガーデンもなかったし、花火大会も夏祭りも・・・
この先は秋祭りもないらしい。
ないないづくしの11ヶ月。
季節のイベントがこんなにも生活に必要なことだと無くなって気付く。

そして、そこからは何もできなかったー!そう言えば!聞いて聞いて!
・・・と。
なくなって気付くことはたくさんあるし、あってても言いたくなることもある。
いわゆる愚痴ってやつ。
んー、なくてもあっても言いたくなる愚痴ってやつ。


最近なぜか、人の愚痴ってのを聞く機会が多い。
私は別に占い師でもないし、カウンセラーでもない。
正直、健常者で仕事してる人の、仕事の愚痴なんぞ聞きたくもない。
自分、健康で仕事しとるし!しかも結婚してる?リア充?子供がおる?ふーん・・・
私は難病患者で無職やぞ!?しかも未婚で子無しやぞ?って言いたくもなる。
なぜ?私に?って本当に思っているし、話す相手間違ってるんじゃなかろうか、と思ってしゅんとする時もある。

友達や家族の愚痴を聞いてて思うこと、はひとつある。共通することを見つけた。
共通するのは、
自分の思う通りにならない
ということだ。

仕事がうまくいかない、の原因も、
付き合っている彼とうまくいかない、の原因も、
世の中の情勢がーも、仕事が見つからないーも、
つきつめたところはそう、みたい。
自分の思う通りにならない、なんだ、と。

とくに、天候、天変地異、疫病、降ってくる災難(病気とか事故とか?)だけはコントロールできない。どうにもならないことに出会ってしまう。


今の状況って、新型コロナウイルスで新しい習慣、とやらと付き合わざるを得ない状況に皆がなっている。それって、ひとつ、枷をつけている状況だ。
「自分の思う通りにならない」の枷がひとつついている。
ストレスや悩みの要因ってそれがひとつ大きい。
その大きな枷は、言い換えると、心の器に常にいつもと違う水が入っている状況で、心の器の水の容量が今までより少なくなっているんだと思う。


仕事がうまくいかない、の悩みの大多数は人間関係だし、恋愛も相手ありきだし。
仕事の相手、も彼も、彼女も、枷がひとつついている。枷の重さは一人一人違う。言い換えれば、水の容量も残りの器の容量も違う。
そう考えたら、枷の重さがどれくらいなのか?心の器の容量は?と、いまいちど推し量ることをしなければいけない。
時代と価値観が変わってしまった、と思うしかないのだろう。
互いに、新たな心境で枷の重さ、負担の大きさを測ってみる。そんなきっかけが与えられたのだろう。いまはとにかく相手の状況や気持ちを聞く、想像する、共感する。そこからまた始まるんだと思う。
愚痴の相手は、心の器に水がたくさん入っているから、溢れ出さないように言葉にしたのだと思う。
愚痴の相手が言う思い通りにならない人、だって心の器の中の水は満杯なのかもしれない。もしかしたら溢れ出ているから、余裕がないのかもしれない。


時間だけはいっぱいあるからこそ、そんなことをかれこれずっと考えていた。


人生なんて思い通りにいくはずはない。
ただ、思うことは自由だし、思ったように自分が行動することだけはできる。
この状況は確かに大変だし、不安だし、苦しい。
泣き続けることも、立ち止まり続けることもできる。
泣き止むことも、進むこともできる。
少し、おやすみすることもできる。


器を大きくすることはできないかもしれないけれど、心の器の中の水を抜く方法はある。
だから、自分自身を傷つけたり死を選んだりだけは考え直して欲しいと思う。



わたしは、神経難病と言われる、 若年性パーキンソン病にかかっています。 普段の生活を書いています。 みんなに障害について、難病について知ってほしいです。