裁判所の教員の仕事の仕分けを検証してみた③

↓ この仕分けについて検証してます。


①は労働時間と認められてる方
②は労働時間と認められてない方です。

ここにない仕事

今回はここに書いてない仕事について書きたいと思います。
まだまだあるかもしれませんが、今思いついたもので、労働時間に入れてほしいものとその時間を書きます。

校内の共有部分の点検・清掃 (月15分)

月1回15分くらいかけて、安全点検というものをやります。
校内の共有部分を分担して点検し、直せるところは直します。
その他、年に一度全ての備品点検をします。
プールや校庭の管理分担の人は大変で、特にプールはシーズンになると勤務時間外にも水位や塩素の管理が必要になります。

校内巡視と施錠 (月20分)


日直になると20分くらいかけて校内の巡視と施錠をします。
規模によりますが、1ヶ月に1回くらいでしょうか。
会議や作業の関係で時間外になることが多く、私はこの仕事が嫌いです。

ケース会議

これも時間外になることも多いです。
特定の事案や児童や保護者の今後について関係職員と児童支援専任や支援教育コーディネーターとで相談します。
児童相談所や子ども家庭支援センターなど行政が絡むこともあります。
これは時間を指定するのは難しいですが、労働時間とカウントしてほしいです。

行事の為の職員作業(年6回1時間、年10回20分)

入学式、卒業式、運動会、図工展などなど。
特に運動会は毎日ラインを引き直したりと、かなりの作業があり、時には全員で時には分担して行ってます。

各種報告・アンケート集計(1件1時間)

委員会への報告が、各担当で相当数あります。
これがまた時間がかかります。
私の今年の大したことない分掌でも6回はありました。
多い人はもっとあります。

アカウント管理などICT関連(年30分、担当は年5日くらい?)

担任はそんなにありませんが、担当は膨大な仕事量です。
これこそ外注してください。

クラス分け(年3時間、1年担任は10時間)

これは時間がかかります。
何回か見直したりもするし、管理職に説明する時間もあります。
私は1年生担任なので、幼稚園保育園に情報交換に行くのですが1回当たり1時間半はかかるし、新1年も新2年も分けます。
なので、1年担任は10時間ほしいところです。

健康診断関連(年4時間)

健康診断票の作成、
保護者から集めた保健関係の書類の確認、
保健簿への転記、
診断結果の保護者への通知作成、
健康診断票への記入、
健康手帳への転記、捺印の確認、
合計でそのくらいでしょうか。

給食・アレルギー関連(年2時間)

アレルギー調査、確認、面談、
毎月の確認、
定期的な給食備品の戦場・消毒
合計でそのくらいでしょうか。

集金・会計関連(月1時間)

集金の割り振り、
お金を数える、
出納簿につける、
業者への支払い、
領収書の整理
会計報告、
合計でそのくらいでしょうか。

指導要録(年3時間、1年担任は5時間)

指導要録の作成、
評価・所見の入力、
記入事項の点検、
押印 等々。

出席管理(1日5分プラス月10分)

毎日入力して、月末に健康観察簿やフォームと照合して点検します。


他にも…

まだまだ、6年担任なら抄本とか、受験関係の仕事とかもあるし、
支援級なら個別指導計画を全員分作るとかあるし、面談も多いし、
学年に特化した仕事もかなりあります。

どこまで細かく入れるのか(扇風機の清掃入れちゃうくらいなんで…)わかりませんが、
放課後は毎日40分〜1時間20分くらいしかなく(5時間か6時間かで違う)、
そこに職員会議や校内研究、グループ会議、学年会、打ち合わせ、研修、出張も入ってくるので、個人の仕事に全く使えない日も結構あります。

その中で、①〜③に書いた仕事が終わるわけがありません。
健康診断票への記入や要録の点検、備品整理など、長期休暇にできることは長期休暇にやってますが、日々のことは日々やらないといけないので、どうしても残業になる、ということになります。

日本の教育は定額働かせ放題(月数千円)で成り立ってます。

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