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幼稚園教員・保育士採用全国トップ 聖徳大学の実践力(朝日)→ その5年後

偶然、見かけた朝日新聞EduAの記事。そのタイトルは、幼稚園教員・保育士採用全国トップ聖徳大学の「実践力」(2019年7月)。5年前の記事ですが、保育養成校の動向に注意を払わないといけない今、聖徳大学をもう少しだけ知ることができる記事であると思います。

タイトル画像のランキングは、上記の記事で紹介されている幼稚園教諭・保育士の就職人数のランキングです。しかし、ランキングはコロナ前のデータであり、コロナを挟んで保育養成校の学生数は大幅に減少していることは、セミナーでお話ししているとおりです。

採用において、注視しなければならないのは、養成校の入学者数です。2024年の入学者数の激減は避けられそうにありませんが、学生をしっかり確保できている養成校を知ることも、採用戦略を練る上で必要な情報です。

そこで、2018年の幼稚園教諭・保育士就職数トップ10の大学のその後を調べてみました。朝日新聞の記事(厳密にいうと、冊子「大学ランキング」からの抜粋)では、就職数を掲載していますが、わたしは大学別の入学者数を調べました。ただし、以下の条件を付けています。

●短大や通信は含まない。
●2018年のトップ10の大学のみを調査
●幼稚園教諭のみ学部は、教育学部に一括りにされていることが多いため、指定保育士養成校一覧に掲載されている学部や学科で計算する。

  • 幼稚園教諭免許のみ取得できる教育学部が入っていない事

  • 就職数(2018)と入学数(2023)

という違いがあるため、2018年のランキングと単純な比較でありませんが、その他の養成校の学生減少と比べると、2018年上位の大学は、(一部の大学を除いて)安定して学生を確保できているようです。

以前と比較して、保育養成校から保育園・幼稚園・そのた児童部櫛施設への就職率は下がっていますので入学数だけでは測れないモノもありますが、全体の傾向をつかむものとしては良いのではないでしょうか?

話は変わりますが、聖徳大学は、私たちも何度も取材されていただいており、大学のHPでも紹介いただいています。ありがとうございます。

ちなみに聖徳大学だけでなく、東京家政大学、中村学園大学、鎌倉女子大学の教授の皆さまにも取材協力いただいています。

参考までに各大学の学部学科別入学者数は以下の通りです。

東京家政大学(東京・埼玉)330名
 子ども支援学部子ども支援学科 98名
 児童学部児童学科児童学専攻 122名
 児童学部児童学科育児支援専攻 110名
聖徳大学(千葉)288名
 教育学部児童学科(昼間主コース) 202名
 教育学部児童学科(夜間主コース) 3名
 心理・福祉学部社会福祉学科 83名
中村学園大学(福岡)
 教育学部児童幼児教育学科 250名
鎌倉女子大学(神奈川)
 児童学部児童学科 186名
白梅学園大学(東京)183名
 子ども学部子ども学科 135名
 子ども学部発達臨床学科 48名
東京成徳大学(東京)
 子ども学部子ども学科 151名
十文字学園女子大学(埼玉)150名
 教育人文学部幼児教育学科 94名
 人間生活学部人間福祉学科 56名
桜花学園大学(愛知県)149名
 保育学部保育学科 120名
 保育学部国際教養こども学科 29名
目白大学(東京)
 人間学部子ども学科 136名
名古屋女子大学(愛知県)
 文学部児童教育学科 80名

でも、ランキングって気になってみてしまいますよね。

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