インストラクターデビュー

インストラクターデビューであった珍事件と今自分が大事にしていること

前回のnoteの続き・・・

21歳で初めてインストラクターデビューをするわけですが・・・
前回の記事でも「超初心者からの無謀デビュー」ということもあり、
先輩インストラクターの教えてる姿をとにかく教える内容の構成と説明の言い方を一語一句見逃さず必死でメモする日々が始まりました。

この経験のおかげ?か、私には特技を身に着けることができました。
それは・・・

一度、人の説明や講習を聞くとそれを
自分で次の日には伝えることができるようになる

これマジですごい特技でしょ?
だから一度研修を受けるとその後はその研修を自分ですることが可能になります。
「完全コピー」の人間です。
だからか、「ピンクレディー」の振り付けも全曲完全コピーができます。
(これはあんまり関係ないし、年代がバレる・・・)
ただ、当時は本当に
「何も分からない人に分からない用語をどうやって伝えればいいか?」
これにものすごい苦戦した日々でした。

Windowsとは?をどう説明するか?

最初に苦戦したのはこれでした。
パソコン初心者からスタート(当時Windows98でブラウン管のパソコン)の生徒さんに「そもそもWindowsとは?」ということを
どう説明するか?というのが苦難の技でした。
(何度も言いますが、当時私も超初心者だし自分自身がWindowsとは?を知っていないw)
何度も何度もその説明だけは練習し、先輩に「違う!わからない!」と言われたのが思い出です。

言い方によって生徒さんのとらえ方が違う

パソコンを触るのが初めての生徒さんたちに通常使ってる言葉を使うことで全然違う行動を起こすというのが印象的でした。
「マウスをもってください」というと
両手で大事そうにまるで本当にねずみを可愛がっているかのように優しく持ち上げたり、
「パソコンが立ち上がってますか?」と聞くと
いきなり立ち上がる生徒さんがいて私が????になったり・・・
今でも思い出すのが、どこかの協会とか会合のofficeマスターのための研修に行ったときに、各会社へ「ノートパソコン持参」と書いてたはずが
なぜか一人だけ「計算機」をもってきたおじちゃんがいました(笑)

そんなこんなで、そもそも今みたいにパソコンがあるのが当たり前だった時代じゃないときにパソコンを教えるということが
どんだけ大変かというのをものすごく体験した仕事でした。

なぜか1年で教室がつぶれる

こんな風に悪戦苦闘しながら頑張ってきたインストラクターでしたが、
1年で教室が閉鎖になりました(-"-;A ...アセアセ
国民ひとりひとりにITのスキルを!と掲げてた予算が次年度から急激に減ったり、生徒さんの数が伸び悩んだことが原因でした。

それでも私は前向きだったw

教室がなくなって職をなくした私でしたが、とっても前向きでした。
「そうだよね!これから国民がパソコン使えるのが当たり前になるとインストラクターの仕事って減るわけだ!だから次の仕事を探そう!」
激しく前向きな22歳の夏でした(笑)
そこから、私は次のステップを!と思い
システム会社でプログラマーの勉強を始めます。
その続きは次回で・・・

この仕事から学んだこと

初めてこの業界に足を踏み入れた会社で、本当にたくさん勉強させてもらえました。
何よりも
「知らない人に分かるように、専門用語を使わずわかりやすく伝える」
最初の仕事でこの大切さを学びました。
当たり前のことだけど、長く業界にいると、その言葉がそもそも当たり前になりつつなり、ついつい忘れてしまいがちです。

今でも自分の仕事でのセミナーや講習会はそこをどう伝えるか?
をかなり考えながら説明を考えてやっています。

今の時代だとAIやIoTやMaasや仮想通貨・ブロックチェーンやRPAなどなど
自分の業界にいれば普通の会話で出てきても
違う業界だとみんな????になってしまう。
専門用語で伝えてしまうと、それだけで拒否反応が出てしまいますよね(;^_^A

拒否反応を起こしてしまうのは、その人のせいでなく
伝えている人の責任です。
これが発展することで未来がどうなるのか?
身近な生活がどう変わっていくのか?
知っておいた方がいいことがいっぱいあるし、
知らないと損することがいっぱいあります。

だから、これからも
「わかりにくいことをわかりやすく伝える」
これを大事にしてセミナーや講習会をしていきます。





鹿児島県在中のアラフォー女。 妊活をきっかけに起業し、2人の子供を育てながら起業6年目に法人化しました。 仕事はIT関連や講師業。 仕事と子育てに爆走中ですw趣味は温泉。 会社のブログはかしこまるのでこっちではポツリと思ったことを書きます。