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みんな頑張った! おつかれ肥料を加えてちょっと休もう。

かわいいクッキーと「おつかれさま!」と叫んだ春の思い出。

私は、出産後、子供が小学生に入った頃から漠然と思春期に子どもには「受験」というものに対しての「不安」がありました。

それはどんどん逆算されて、私の場合幼稚園から息子に公文をさせることからスタート。中学受験をすると塾弁と送迎があるが、子どもは言うことを聞く時期だからその時期がいいとか、中高一貫校に行ったらのびのび学習できる。との情報、地元に通い高校受験をする際は「内申点」という恐ろしいものがあるんだよ。とか、公立だと不安な点があるとかないとか、いろいろな先輩ママさんからの情報で頭の中が錯綜していたことを思い出します。


3年前、娘たちが小学校卒業時は、中学受験が終わった時期。小六の3月は全国一斉休講の季節でした。結局紆余曲折、地元の学校に通うことが決まった娘の卒業式や入学式はコロナの影響で異例の形で行われ、中学時代はマスクを着用することが常でした。


子どもが友達たちの写真を撮ると、マスク姿の写真ばかり。
布で作るマスク、市販のものをデコする(パールなど)のマスク、小顔に見えるマスク、不織布、いろんな色。色々流行りましたねぇ。

娘が中学3年生の一年間は受験の一年。コロナにビクビクしながら、受験生の夏。そんな夏休みに一時帰国した留学中の長男が、カナダではマスクなんてとっくにしていない生活で、違和感しかないと言いながら過ごす兄妹で常識の差が激しい夏。
「受験生でピリピリ娘と一時帰国でふわふわした息子のバトル」のドラマ、もう古代戦国時代のようで私はぐったりの夏。
その不安定な時期を経て、ビクビクしながら過ごした中学時代は無事終わりました。

確かに内申点が大事だと知ったけれど、親が心配しすぎても何もならないからただ見守る。ご飯を出して、お茶を用意する。おやつを用意する。(特にグミは多めに。)そうして無事に終わりました。

娘の高校受験が終わり、誰かが私に「感想を一言!」と聞いてくださるのならば言わせてください。声を大にして言いたい。

「私は総じて受験に対して「恐れすぎ」ていました。
と言いたい。
あの「内申点」という謎のものに恐れていたけれど、そのパワーは最低限入るかもしれないけれど、正直不要だと思う。その分子どもを観察していた方がいい」

それは娘がどんな子だったかは関係ありません。大学に進学した友人のお兄ちゃん、お姉ちゃんの話を聞くと、ますますそう思うのです。

中学受験をして付属校から大学に進学した人、高校受験をして進学校に進み大学受験をした人、一度も学校に行かずに自分で方法を見つけながら学び、大学受験をした人。最近はいろんなスタイルがあります。
それぞれ皆、力強く人生を歩んでいます。大学名の「肩書き」が今は同じだとしても、その後もきっと違いが出てくるものです。

ここのところ言われている「学歴より学習歴」という意味を少しづつ感じています。ストレングスファインダー(強みやポテンシャル)を重視する社会がきっとそこまで来ていると感じるほど、様々なスタイルがあるなと思います。どの子でも同じ方法が最適だとは限らないので、観察しながら最適な方法を探すのが一番だと思います。


とにもかくにも、節目の時期にやってくる受験。
親も子もお疲れ様でした。の一言です。そして高校入ったらすぐ大学受験と囁く人。もうそれも、今を楽しむ人への妨げだから、あまり先のことばかり懸念しなくてもいいと思うのでした。

終わった喜びで解放感。苦楽園でアイシングクッキーを作っている友人に注文をしてクッキーを購入しました。スヌーピーは娘が小学生時代から給食セットや文具で一番好きなキャラクターです。


春休みの最後。
娘の中学時代の友達との集まりのケーキの上に乗せました。娘と友人たち6人でのケーキを食べて笑っている姿は本当にホッとする時間でした。
高校は皆違う場所へ進学します。それぞれの受験、本当におつかれさま!

お疲れ肥料(花が咲いた後に、また花を咲かせる時期のためにあげる肥料)をたっぷりとあげて、ちょっと休んでね

そんな気持ちでこの日のテーブルには、ケーキとおやつをどっさりと並べました。
甘いものを食べて、塩辛いものを食べる。
体にいいか悪いか問題は置いておき、エンドレスで食べてしゃべる子友達の姿は、眺めていても飽きませんでした。


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最後に、最近流行りのchatGPTに ふとした疑問を聞いてみました。

「中学とか高校の受験っていつ始まったんだろう?」


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Q 日本の 中学受験、高校受験などの受験制度はいつから始まったのですか?


日本の中学受験や高校受験の歴史は、比較的新しいものです。
中学受験は、戦後の1950年代から始まりました。当時、都市部で子供たちを高等教育に進ませたい親たちの間で中学受験が流行し、以降、中学校から進学するのではなく、小学校を卒業した後、中学校に入学する前に受験するという流れが生まれました。
一方、高校受験は、1960年代に始まりました。当時、大学進学率が低く、高校卒業後、就職することが一般的でした。そのため、大学進学を目指すためには、高校受験に合格する必要がありました。
現在では、中学受験や高校受験は、都市部を中心に一般的になっています。ただし、近年では、受験に対する批判もあり、受験制度の見直しや、多様な進路選択の支援などが模索されています。


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結構新しいのに、もうずっとそれが常識みたいな育児より、五感を使って子ども時代を楽しめる環境で過ごしたいです。
とにかく受験が終わった方、お疲れ様でした
お疲れ肥料をしっかり加えて、休むと、また次の季節には新芽がでて、ぐんぐん伸びると聞きます。
そして夢中になることがあったら、それぞれのその時間をまた応援したいです。




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