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文学フリマの翌日に

東京で文学フリマが開催された翌日、わたしは石川県の「サウス加賀古本まつり」に出店していました。
第二回のこちらのイベントは、古本屋さんや個人の一箱古本市、ハンドメイド雑貨やお菓子なども集まるおまつり。
こころあそびは昨年も参加しました。

代表作の福豆文庫をメインに並べました

本好きな方がたくさん訪れ、手にとってくださる方もいて。
少し落ち着いてきたころ、「小さな詩集になっています、ごゆっくり読んでいってください」と声をかけると、見ていた人が「詩ですか!」とびっくりした様子。
聞くと、ご自身も詩をかいておられ、今日ははるばる1時間半ほどかけてこのイベントに来たそう。
数日前の新聞にお知らせがあり、それを見て、とのことでした。

変わり種としてならべた、切符を再利用した写真詩集「豆鉄」

詩をかいているというその人は、福豆文庫を少し読んで、5冊ほど買っていってくださいました。
詩が好きな人は、詩を読むのが好きな人もいれば、書くことだけが好きな人もいると思うけど、その人ははじめて出会ったわたしの詩に触れ、その本を連れて帰ってくれた。
このうれしさ、これは文学フリマでよく感じていたものだったな、と思い出しました。

2017年の金沢以降、出店していない文学フリマ。
ハンドメイドのイベントで、本が身近でない人に届けることも好き。
オンラインショップで、遠くの人や出かけられない人にも届いたらうれしい。
そして文学フリマで、本の百貨店のなかの一書店のように、本が好きな人だらけの空間で、自分の本を届けたい。

もう6年も、それをしていなかったのです。
いつのまにか、6年もたってしまいました。

来年は、こころあそびをはじめて15年。
なにかしたい。なにかしよう。
こんどの文学フリマ東京の出店〆切は、3月5日。

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