見出し画像

タイミングが上手く合わないAちゃん

幼稚園のお遊戯や、音楽の時間に、みんなと一緒のタイミングで動いたり、手拍子や楽器の音をみんなと一緒のタイミングで出せない、集団行動では、いつもワンテンポ遅れて動いているのが、お母さまの悩みでした。

音楽療法と心理療法をミックスして、Aちゃんが興味を持ったピアノのお稽古でタイミングの練習をしました。幼稚園では、先生の合図で、自主的に動く、音を出しますが、音楽療法やピアノレッスン、音楽教室等では、個別に、一緒に、手を添えて、練習ができます。

手を添えて、一緒に合図や音楽に合わせて、手や指を動かし、音を出すことで、手指、耳の両方から脳に刺激が伝わります。少しずつ、楽しみながら練習することで、確実に積み上がります。しばらく続けるうちに、一人でも、タイミングに合わすことができるようになりました。

音楽の演奏のタイミングから、だんだん、体の動きに広げていき、集団行動にも繋がります。集団内での動きは、他の要素も加わり、一概には言えないので、個別の対応や工夫が必要です。

(今までのご相談の中で、よくある内容から創作した架空の事例で、特定の個人ではありません)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?