ジビエ料理をいただきました。
なかなか予約の取れない囲炉裏料理やさん
「いろりの郷　奈かお」さんへ
3ヶ月前から予約をして、久しぶりに家族全員そろってのお出かけです。

ご主人と料理長の奥様のおもてなし。
おもてなしって…こういうことを言うのね。
お腹も心も温まりました。

娘がイノシシを堪能したいと希望して、今日はイノシシ料理のお任せコースです。

先付けから始まりイノシシのすき焼き！
真っ白いアブラも火を通すと透きとおり、弾力があり少し甘い。

あまごの塩焼きやイノシシの串焼きなど、食べきれないほどのお料理が次から次へと出されます。

囲炉裏の火で店主がいろいろお話ししながら、イノシシのお肉にじっくりと火がとおり、香ばしい焦げ目が…食欲をそそります。

どうしてジビエのお店を始めようと思ったのか
ミシュランが取材に来た時の裏話など…
お話をお伺いしながら、囲炉裏の赤いチラチラと燃える火を見つめていました。

ゆっくりと時間が流れていきます。
ぽかぽかと身体があったまり、煙がもうもうと…窓を開けて外を眺めると、恵那山には雪帽子、空気が澄み渡りキレイにみえました。

料理長である奥様のお料理は丁寧で繊細。
どれも美味しくて、舌がとろけます。

蜂の子やスズメバチの幼虫の佃煮や精のつくものもいただけて免疫アップです。

季節によってお料理は変わるそうです。
素材の良いものをシンプルな味付けでいただくことの幸せ。
イノシシのお肉は濃厚でとても美味しかった。

〆は冷たいお蕎麦。
蕎麦湯も忘れずにいただきました。

デザートが…美味しすぎて！
柚子シャーベットのような、ちょっとヨーグルトの味もほんのりして。

シャーベットの上にちょこんとのっていた柚子皮はカリカリで砂糖まぶし？
奥さまにお伺いしたら、砂糖の結晶が出るまで煮詰めるとのこと。
丁寧な心のこもったお料理がじわっ〜と身体に染み渡りました。

人を想う気持ちって伝わります。
こんなふうに丁寧な気持ちで私もお仕事がんばろって、自分に言い聞かせて。

とても優雅な時間でした。
店主、奥様、ありがとうございました！