ご来訪いただきありがとうございます。
～心に、あかりを～ツインレイ・ライトワーカー、ヒプノセラピスト＆天と地を繋ぐヒーラー、あかりです。
（こちらはご相談者様のご厚意にて、セッションをレポートとして掲載させていただいています。）
 
保護犬を何匹も育てているご相談者さま（Fさんとします）。とても慈悲深い女性で、ご自身のビジネスをしながらもお父様の会社を手伝う、忙しい日々を送っています。
そんなお父様の会社に、臨時で働きに来た一回り以上年下の男性。衝撃的な出会いと同時に始まった郷愁の想い。お相手の傍にいるだけで、安心できたと言います。そして近くに立つだけでエネルギーが貰えた初めての男性。傍にいるだけで、お互いが生きるエネルギーをふんだんに感じていたのでした…。
そんなお相手との間に生じた亀裂、ふとしたことからFさんのご家族を巻きこむ事態となり、二人はサイレント期に突入してしまいます。
 
「できるのであれば…別れる前に戻りたいんです」言葉を絞り出すように吐露するFさん。どうして、こんなに辛い恋をしなければならないの？そんな絶望のなか、ヒプノセラピー・セッションが始まりました。 

頭を抱える若き僧侶

さて、始めに飛んだのは、ヨーロッパ…赤茶色のレンガ造りの家屋が軒を連ねています。少し歩いていくと、見えてきたのが、小さいながら手入れの行き届いた教会でした。ひょろっと背の高い若い男性がいます。見習いの僧侶のようです。しかし、彼は頭を抱え、困っている様子…どうしたのでしょうか。

「自分の上の人がいなくなっちゃったんです。病気が…。」
どうやら、その当時のヨーロッパでは、伝染病（はやり病）が蔓延していたようです。修正から近世にかけてヨーロッパを席捲したペストかもしれません。

この寡黙な青年は、苦悩も何もかも、心のうちを人に話すことはしませんでした。見習い僧侶だから、というのもあるのでしょう。一人で抱え込みます。しかし、町は病気が蔓延し責任重大ですが、十分に対処もできない状況です。

この青年、どうやら家族はいないようで、自分が一人で何とかしなければ…とどんどんご自身を追い込んでいきます。
実は、この若者が、お相手の今の彼でした。
 

寄り添いたい、私を頼って…

教会にはもう一人、女性がいました。この若者が20代の後半から30の始めぐらいなら、この女性は10以上年下のようです。

この女性は常にこの若者を気にかけていて、心の支えとなっていました。しかし、若者は自分の弱いところを見せたくない、カッコいい自分でいたい！そして、心配をかけたくない…そんな一心で、好意を寄せているもののこの女性を寄せ付けようとしませんでした。とても大切にしているようでした。

そう、この女性こそがFさんです。

お互いに想いはあるのに、それを口には出せない状況でした。当時の宗教が社会規範を統括していた時代、やはり立場というものが大きくかかわってくるものです。
 
 
しかし、重大な時点まで時を進めた時、Fさんの前に広がっていたのは残酷な現実でした。 
 
彼がいないのです。
もう、この世にいない。
 
彼自身が、流行り病に倒れてしまったのです。 

私は本当に無力だったのだろうか。

 その時には、二人は夫婦となって子どもにも恵まれていました。家族の肖像はとても幸せそう！
 
この時、ちょうど彼が亡くなったばかりで、Fさんは心の準備がついておらず、ただ茫然と時間が過ぎることに身を委ねるばかりでした。

そう、家の中は何も片付いていない状態です。まだ彼の死を受け止められきれていなかったのです。父親の死を知らない双子の男の子女の子は、無邪気に遊びまわっています。
 
「もっと頼ってほしかった。私、彼に弱いところをもっと見せてほしかったんです。」Fさんは、自分が年下で頼りないことを常に卑下していました。そんなご自分に自信がなかったのです。
 
しかし、彼は病気になってもFさんに心配をかけたくなく、ひたすら隠していたようです。そして、それが伝染病だと明るみになったときには、すでに手遅れだったのでした。優しさが届かず、想いがすれ違っている状況のまま、お二人は最悪の結果を迎えてしまったこの過去世…。
 
「私の自信のなさが、彼を孤独にさせてしまっていたんです。」言葉を絞りながら振り返ります。
彼を受け止めたかったのに。私が幼くて、頼りないから、彼の足をひっぱってしまった。
 
 
しかし、本当にそうだったのでしょうか。

実は、彼にはＦさんという女性は、心からの癒しだったのです。その天真爛漫なところは、まさしく天使様だったのです。彼自身にない世界を持っていたＦさんは、卑下する必要などひとつもなかったのです。自信がないなど思わなくてもよかったのです。 

このときをやり直すために

「Ｆさん、お二人は何のために、今世出会ったのでしょうか？」あかりが聞く間もなく、毅然とおっしゃったＦさん。
「このときのやり直しをするためにです。」
「だから今度は、私が年上になったんです。彼に今世は頼ってほしかったから…。」
そう、この歳が離れたお二人も、お二人の関係も、すべてＦさんがご自分で選んでいたのですね！
 
お相手の今世の課題は、弱い自分を見せること。恰好つけなくていい。そのプライドを抜けていくことでしょう。
そして、Ｆさんは、もうご自身を卑下することなく「私はこれでいい！」とご自身を認められることでしょう。
 
さぁ、では、最高最善の過去世へと飛び立ちます。

～続き（後半）は、また次回に😊～

本日も最後までお読みいただき、どうもありがとうございました✨

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