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【正解発表】 真実なんてどこにもないよ、認識を真実だと脳が妄信しているに過ぎないから。

こんばんは、笹塚です。日曜日に美容室へ行き、無事にパーマをかけてもらいました。なんだか想像以上に髪の毛がうねうねしているのでマスターに「結構うねうねしましたね」と言ったら「そうだね、すごくいい感じ!」と言ってもらえたので、まぁこれはきっと良きうねうねなのだろうと認識しました。美容室を出て3~4秒後に「あ、『うざバング』って何か訊くの忘れた」と気づいたものの、乗りたい電車の発車時刻も迫っていたので引き返しませんでした。なので結局わかっていないものの、恐らくはこのうねうねもそれなりにうざいと思えば思えるほどにはうねうねしてるからこれもうざバングの一種なんだよ(こうして人の認識というのは上書きされてね、真実の顔をしだすんだよ……)。

で、週が明けて出勤したら一部の仲間からは「おーいいじゃん」とか「思い切ったねー」とかホクホクした言葉をかけてもらえたのですが、自他ともに認める変人さん(興味関心をもった分野をとことん突き詰める学者肌の不思議なお姉さん)から真顔で、

「笹ちゃん……寝癖はもう少し修正してからの公共交通機関の利用を推奨するよ」

いやいやいや違うんですコレ寝癖じゃなくてパーマなんですそりゃ私も自分でなんか思ったよりうねうねしてるなーとは思うけれどそれはそれでイメチェンというかほらもうすぐ梅雨明けだし夏らしく気分上げたいなーとか思っててそれで

〈パシャーッ〉

「えっ!?」

お姉さんが真剣な表情で私をスマホカメラで激写しました。

「何するんですか!」

「寝癖と見紛うパーマに対して今後どのようなアプローチでの理解の接近が試みられるのかを考えるための研究材料として」

「あ、はぁ」

なんでだろう。私の周囲には面白い人しかいない気がする……。

さて、先日のnoteでの「クイズ」に参加してくださった皆さん、ありがとうございました! あれこれバタバタしてて、遅くなってしまいましたが「フライデーナイト☆カラオケ ル・マン5時間コース」で私がどの歌を歌ったかの発表+各曲にまつわるエピソード(舞台裏?)を書いていきます。

【登場人物おさらい】

Mさん:本当はAさんにベタ惚れなのに本人の前では素直になれないツンデレなレディ。仕事時とプラベ時の切替が達人級。

Aさん:本当はものすごく優しいけどそれを表に出すのは野暮だと思っているけどそれでも滲み出る優しい理系イケオジ。

夫:底なしに優しかったり急に怜悧冷徹になったり忙しない人格ですが私が笑ってさえいればあとはもうどうでもいいらしい。

私:「楽しい」のアンテナを高くしすぎたために、ここのところ「楽しい」の過剰摂取で、のほほん加減に磨きがかかってる人。

では、いよいよ正解発表です!!(ドラムロールカモン!)

1.やさしいキスをして(DREAMS COME TRUE)→私
数人でカラオケに行くと「私はいいよ、最初に歌いなよー」と謙虚に譲り合うような場面もあろうかと思いますが、問答無用でトップバッターとしてマイクを握ったのは私でした。

2.遠くで汽笛を聞きながら(アリス)→夫
6月の武道館での再結成ライブに、夫と友人、私の3人で参戦したのですが、アリスの歌の中でも夫は特にこの曲が好きだそうです。曰く、この歌詞の内容がじんわりと沁みるお年頃なんだそうな。

3.PLAYER PRAYER(SAKANAMON)→私
とあるnoterさんの記事がきっかけで知ったバンド、SAKANAMON。歌詞がストレートかつ嘘がない感じがそのまま胸にガツンと響いて大好きになりました。機種に入っていれば「烏兎怱怱」も歌いたかったなー。

4.長く短い祭(椎名林檎)→私+夫
いますよね。4~5人でカラオケに行っても「え、まだ次の予約入れてないの? じゃあ私もう一曲歌ちゃうよ?」な人。それ、私です。遠慮無用の仲間と行ったからできたんですけどね。うん、夏だね!

5.Maybe(中島みゆき)→Mさん
中島みゆきというと「糸」「地上の星」あたりが定番だと思うのですが、Mさんは素晴らしい声量と緩急でこの曲を歌いあげていました。初めて聴いた曲だったけど、とてもじーんとしました。

6.アウェー イン ザ ライフ(筋肉少女帯)→私
夫に洗脳されて筋肉少女帯にハマった私が、夫から初めて借りたアルバム「蔦からまるQの惑星」の収録曲。どうやら実話ベースの歌詞らしく、それを想像して歌うと楽しさ倍増です。

7.LOVE COMMUNICATION(THE YELLOW MONKEY)→夫
イエモンの「JAM」が大流行りした頃、私は友達とよくニュースキャスターのくだりを連呼してました。画面が本人映像だったんですが、「吉井和哉ってなんてセクシーなの……」と呟くMさんの瞳はハンターのそれでした。

8.ESCAPE(Moon Child)→私
90年代後半に青春を過ごした人の多くは耳にした歌だと思います。歌詞がとにかく好きで、途中でファルセットになるあの部分が上手くいったので、心の中でガッツポーズをしてやりましたよ。

9.【es】~Theme of es~(Mr.Children)→夫
ミスチルは今も大人気のバンドですが、この曲のリリース当時は本当にもう流行りに流行ってました。カラオケでこの曲を歌うと、一番の歌詞の最後の一言の歌い方で、その人の性格が占えるんですよ。

10.人生は夢だらけ(椎名林檎)→私
本当にこの歌は好きで好きで、スカーン!と上がるハイトーンがきちんと出せた瞬間のアドレナリンの分泌っぷりが最高なのです。ちなみにこのMVの林檎さんはいつにもマシマシでセクシー&キュートなんよ。

11.シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~(Mr.Children)→Aさん
満を持してAさんが登場です。AさんはJ-pop方面にはあまり興味がないそうですが、発売当時テレビなどでたくさん流れていたため、なんとなく知っていたということで歌ってくれました。

12.雨はビー玉のように(さよならポニーテール)→私
さよポニをカラオケで歌う時、みいな、あゆみん(2代目)、なっちゃん、ゆゆ、しゅかの可愛いボイスは私にはとても再現できないので、新メンバーになったつもりで歌っています(開き直りは大事)。

13.流動体について(小沢健二)→夫
「ぼくらが旅に出る理由」や「ラブリー」も大好きだけどオザケンが華麗にカムバックした第一弾のこの曲を、夫はかなり気に入っているそうです。Bメロの音程のアップ具合に苦戦していました。

14.ナオミの夢(ヘドバとダビデ)→Mさん&Aさん(突然のデュエット)
初めて聴いたのですがすごくキャッチ―な曲でした。「第一回東京国際歌謡音楽祭グランプリ受賞曲」だそうです。「ナオミ!」の部分をもれなく「ココト!」に替え歌してくれて、モジモジしちゃったよもう。

15.オカルト(筋肉少女帯)→私
あ、最新アルバムから入ってた! と思った次の瞬間には予約してたよね。以前稼働させてたTwitterの診断メーカーによると、私は過去に宇宙を数個滅ぼしているらしいので、概ねこれは私の歌です。

16.さらば愛しき危険たちよ(JUN SKY WALKER(S))→Aさん
ジュンスカはあまり知らない私ですが、Aさんの渋い歌声にマッチしていて聴き心地が良かったです。ウットリしてMさんが見つめてたから、あぁ素敵だなー……と私はこっそりほっこりしてました。

17.小さな恋のメロディ(筋肉少女帯)→私
曲名と内容にここまでギャップのある歌も珍しいんじゃ? と思っています。大好きなんです、会話形式で進む構成も、ラストで悲鳴みたいな「少女」の気持ちを思い切り叫んで終われるところも。

18.氷の世界(井上陽水)→Mさん
歌詞がさ、おかしいじゃない。イミフだよね。でもなんか知らんけど心に刺さるのって、もう反則じゃない? 最高です。「傘がない」もいいけどやっぱりここは林檎売りを探しちゃうよね! みたいな。

19.リルカの葬列(筋肉少女帯)→夫(セリフ部分:私)
いやコレ絶対に悲劇的な歌だと思うんだけど、ニコニコと歌う夫が楽しそうだったから勝手にサポートと称してセリフ部に乱入しても、ずっと夫は上機嫌でした。なんか嬉しかった。

20.1000のバイオリン(THE BLUE HEARTS)→Mさん
ブルハ良いです。「リンダリンダ」「青空」「TRAIN‐TRAIN」あたりはコピバンの定番だったよね。「人にやさしく」「情熱の薔薇」も好き。でも私が一番好きなのは「皆殺しのメロディー」なの、内緒ね。

21.マタンゴ(筋肉少女帯)→私
わかっています、みなまで言うな。個人的にはラストの「擬態語」(擬音語?)を連呼するくだりを噛まずにクリアできて大満足なんです。自己満足の域を出ないことを承知の上で、再現度は高めだったと自負してます。

22.Fly Baby Fly(PRINCESS PRINCESS)→Mさん
「M」とか「DIAMONDS」は知っていたけど、プリプリの中ではMさんはこれが好きなんだそうです。奥井香ボイスとMさんの相性が良く、心地よく聴き入ることができました。

23.迷彩〜戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱〜(椎名林檎)→私
実はというか、私が椎名林檎のアルバムで一番好きなのが、この曲の収録されている3rdなのです。タバコは吸えないけど、気だるげに煙を吐く林檎嬢の呼吸に、当時も今も惚れっぱなしなんですわ。

24.Shout!(TRICERATOPS)→夫
この曲は偶然MVをyoutubeでみかけて、それがとても面白くて気に入っています。個人的には和田唱ソロのアルバム「地球 東京 僕の部屋」収録の「Moonwalk Moonwalk」も大好きです。

25.洗脳(RADWIMPS)→私
「前前前世」とか「サイハテアイニ」じゃなくて敢えてこれを選ぶ私のひねくれ度合いが伝わるだろうか。本当は初期の(極めていい意味で)ヤヴぁい曲を歌いたかったけど自重しました(あら珍しい)。

26.HAPPY(BUMP OF CHICKEN)→夫
バンプがとても好きな夫。でも「天体観測」ではなくこちらを選ぶあたりはさすが我がパートナー。言っとくけど、バンプは千葉の至宝だからね! こんなに痛々しくて幸せなバースデーソングも稀有でしょう。

27.三十二歳の別れ(東京事変)→私
サビの歌詞に林檎さんが万感を込めたであろうと勝手に想像すると、ちょっと歌いながら泣きそうになります。見返りを欲さない愛の歌なので「自分が・自分が!」と我欲に支配されがちな自分への自戒を込めました。

28.僕が僕であるために(尾崎豊)→Aさん&夫
尾崎豊が亡くなったのは26歳。それをとうに過ぎてしまった2人の元少年が歌う尾崎には、彼らにしか出せない味と雰囲気がありました。うん、名曲って不滅なんだね。それは本気でそう感じてます。

29.林檎夫人(亜熱帯マジ-SKA爆弾 feat. MAKI. )
昔めちゃくちゃハマッた音楽ゲームに提供された曲です。歌詞がややアダルティーですが、MAKI姉さんの声で歌われると雑味なく入ってくるから素敵。関係ないけどその元ゲーム、私はそこそこの腕前だったのよ。

30.俺たちに明日はある(SMAP)→夫
「僕はね、まだ信じているんだ。彼らがいつかまた6人に戻るって」と語る彼の両目に穿たれた闇の深さにおののきました。5人じゃないのです。森クンまで、彼は取り戻そうとしているのです。怖いわ……。

31.走れゎナンバー(椎名林檎)→私
金管楽器(フルート?)のイントロがとにかくクールな曲。レンタカーをあそこまでカッコよく歌い上げた曲は他にないと思う。車も体も心でさえも所詮借り物でしょ、と吐き捨てる様がツボでしかない。

32.若い広場(桑田佳祐)→Aさん
少し前の連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌。「桑田佳祐がNHK番組の主題歌を歌うことがいかにすごいことか」についてMさんに教えてもらったけど忘れちゃいました。あれ、でもこの前の紅白出てなかった?

33.Can't Stop My Love(Yumi Kawamura)→私
これを知っている方、なかなか通ですね~。29番と同じゲームに提供された曲です。声の高さが私に合っているらしく、どっぷり浸って歌っていたら(悲痛な片想いの歌なためか)、Mさんに少し心配されました。

34.帰らざる日々(アリス)→夫
曲の後半~終わり方、わかる方は想像してほしいのですが、これってビートルズの「All Together Now」に構成が似ているなと。それを指摘したらムキになってくれる夫って、なんであんなに可愛いんだろう。

35.愛の讃歌(越路吹雪)→Mさん
もうね、Mさんオンステージですよ。越路吹雪は私が生まれる前に亡くなっているので直接聴いたことはなかったのですが、歌が人の心を揺さぶる力の無限性を感じさせてくれました。ちょっと涙がね、うるっとね。

36.私だけの十字架(F・チリアーノ)→夫
なんで夫がこの曲を知ってるかって、アルバム「おまけのいちにち(闘いの日々)」でオーケンがカバーしていたからなのです。曲自体は暗い雰囲気のはずなのに、だんだんと疲れてきた一同はずっと笑っていたわ!

37.サーチライト(筋肉少女帯)→私
9分30秒以上の長さを誇る曲。筋少の中で屈指のツボ曲。でもさ、あんまりオーケン自身が歌ってるパートはないんだよね。それを全部(メインボーカル・コーラス・セリフ)一人で完走した私を、称えたっていいのよ。

38.WILL(中島美嘉)→夫
私がサーチライトで荒らした部屋の空気を浄化するかのごとき選曲。悔しいけどすっかり清らかな気持ちにされてしまったわい。歌い終わってから歌った本人が「雪の華と間違えた」って告白してたらしいです(覚えてない)。

39.エスピオナージ(アリス)→Mさん
徐々に疲労感がメンバー全員を襲い始めてきて、その疲労感を撃ち抜かんばかりにMさんが歌い上げた一曲。画面に表示されなかった歌詞「wow ah ha ha!」をきちんと再現していたので惚れそうになりました。

40.労働者M(筋肉少女帯)→私(オーケン)&みんな(コーラス)
私が叫ぶ→みんなが輪唱する→私が絶叫する→みんな笑ってくれたよ……とかソフトに地獄絵図。週末金曜の夜に「働け」を連呼する様は、まさしくディストピアの誕生の瞬間でありました。

41.ラストダンスは私に(越路吹雪)→私
今年の3/22に野毛ボーダーラインでワルイコのライブに遊びに行った際、ボーカルの山崎ルキノさんが披露してくれた曲です。惚れ込んで、実は密かに練習してました。文字通りラストに歌えて嬉しかった!

結果発表は以上です。

うん、そうですね。

私、歌いすぎですよね。自覚はあったよ!

でもバランスとか順番とかに配慮するより、そんな遠慮はどこへやら「歌いたいんだろ! 今夜は歌いたいんだろ!!」とばかり、MさんAさん夫妻に見守られながらはっちゃけた夜。もちろんダーリンは爽快にダークサイドに堕ちていったのもお約束、金曜日だったからね!

持ち込みOKということもあり、事前にコンビニでしこたまお菓子やらドリンクやらを買ってからカラオケボックスに突撃したため、4人で5時間以上滞在したのに「フリータイム一人1,500円+オーダーマストのワンドリンク(350円)」で一人あたり1,850円で済んだということに感動しました。あんなに笑ってはしゃいで叫んでぶっちゃけて、2,000円でお釣りがくるんですってよ奥さん。あとアプリにポイントが貯まったから次回以降ずっと5%オフというステータスに突入したので今の私に死角はない(と自認できたらそれでもうじゅうぶんだと思うんだ)。

でもまだまだ歌いたい曲はたくさんあるので、さすがに5時間はないと思うけれど、また時間を確保して叫びた~い。遠慮とか恥じらいとか、そういった類の枷を解かれた状態の私は無敵系かもしれないです。

もちろん日常は枷にまみれて社会人としてほがらかに仕事してるんですから、人間というのは返す返すも面白い生き物ですね。異議は認めない。

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