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【感想】森とーまさん作「ゾンビつかいの弟子」読了!

森とーまさんの作品「ゾンビつかいの弟子」、読了しました。しょっぱなからぐいぐい惹きこまれたこの作品ですが、後半になるにつれ、読み終えてしまうのがもったいないという想いもありましたが、この社会がどうなってしまうのか見届けなければという想いが勝って、ラストまでページをめくる手が止まりませんでした。

未読の方のためにネタバレはしませんが、まるで今の日本を予見していたような先見の明に溢れた内容になっています。例えば自粛警察の登場とか、集団のパニック的反応とか(現代社会に照らせば567ウイルスより人間が怖い、そんな皮肉とか)……とーまさんは予言者なのでしょうか。

主人公の伊東の視線を通して語られるこの物語は、既存の社会のありようを少し斜に構えたフィルターで展開されます。今の社会に息詰まり感や疑問・諦観を抱いている人には特に、痛いほどの共感を持って迫ってくる作品だと思います。

「ゾンビつかいの弟子」のタイトルの意味がわかった瞬間、ぞくっとしました。本当に鳥肌が立ちました。そういうことだったのか、と……。

この作品には続編「怪獣をつかう者」という続編も存在します。こちらはこれから読みます、めっちゃ楽しみです!

2作品のもくじなどは、とーまさんのこちらの記事をご参照ください。

もうね、全身全霊でおススメです。「え、どういうこと?」が「え、まさか」に変わって、「うあああそうだったのかー!!」に乱高下していくスリリングな展開は、読んで損なし、いやぜひ読んでください。

とーまさんのnoteマガジンから読むことができますよ。

とーまさん、すごい、本当にすごいです。読めてよかった! と感じさせてくれる作品に出会わせてくださり、本当にありがとうございます。「怪獣をつかう者」も楽しみに拝読させてもらいまーす(^^♪

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