今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2021/10/12 #11
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
残暑も厳しかったですが、10月も半ばになりだいぶ涼しくなってきました。今期の秋アニメについては、突出して話題を集めている作品はまだありません。アニメもこのまま涼しいままで秋も終わるのか、それとも季節外れの熱い作品が出てくるのか、注視しています。
第17回中国国際漫画・アニメフェスティバルが閉幕
記事の中にある「会期中の交流活動に参加した人の数は延べ1300万人を超えました」とは凄い人数ですね。逆にこれだけの市場があるということです。中国は表現規制の関係で、独自なクリエイティブが発展しそうですし、やはり興味深い市場です。
世界における日本アニメ産業の立ち位置とは―世界的に共感を呼ぶアニメづくりの条件と、コロナ禍での海外展開【レポート】
「海外でビジネスパートナーを見つけるための5つの方法」は以下の通りとのこと。
1.個人取引(人脈/紹介)
2.海外フィルムマーケット(国際見本市)
3.国内見本市
4.セミナー/マッチングイベント/ビジネスツアー
5.アニメコンベンション/コミックコンベンション
1の個人取引が圧倒的に有効だと思いますが、何のコネクションもないようであれば、見本市などで面談し続ける地道な努力が必要でしょうね。
スニーカー文庫がラノベ・アニメに与えてきた影響とは? 『暗殺貴族』『真の仲間』アニメ化を機に考察
スニーカー文庫はラノベでも老舗ですし、色々ライブラリーがあって宜しいんじゃないでしょうか。『スーパーカブ』『ひげひろ』のような作品もあるし、『暗殺貴族』『真の仲間』のような異世界転生ものもある。これこそがスニーカー文庫の懐の深さだと思います。
アニメ「鬼滅の刃」練られた戦略 きょう放送の新作は「試金石」
フジテレビの意気込みと同時に、非常に丁寧に「鬼滅の刃」が展開されていることが分かります。「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」……業界的には「パカパカ」と言われている光の明滅低減はテレビで放送するときは、仕方がないでしょうね。
「ポプテピ再放送」さらに声優変更でまたも話題に 「声優変更で炎上しない唯一のアニメ」「再放送という新番組」
再放送でここまで手を加えていると、新たなコンテンツになりますね。テレビという新たな方法論の一つじゃないでしょうか。テレビであれば、同時視聴の盛り上げなどもありますし、気になる手法ですね。鬼滅の刃のテレビ版「無限列車編」同様、テレビにはまだまだ可能性があると思います。
エイベックス株式会社、「マブラヴ」シリーズでグループ初の試み アニメ制作・ゲーム開発の“完全内製化”を実現
https://www.animeanime.biz/archives/49360
アニメもゲームも内製化できるとは、クリエイティブ面でもコングロマリット化していますね。外したらリスクが膨大なものになりますが、こうした試みをしていかないとグループ全体が強くなっていきません。応援しています。
ゴンゾ、「ガンダムZZ」小林誠によるアートNFTのオークション開催 「SAMURAI cryptos」プロジェクト第1弾
https://www.animeanime.biz/archives/49357
さすが石川真一郎さんですね。「NFT時代の新しいアニメIP創出へのチャレンジ」とのことで、これが成功すると一気にNFT時代に突入していきそうです。要注目。
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