今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2024/1/2 #126
クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
あけましておめでとうございます。盆も正月もなく、今年も粛々とキュレーションして参ります。まだお正月なので、さすがにニュースは去年のものが多いですが、2024年のヒントも散りばめられていると思います。
2023年を振り返るアニメ評論家座談会【前編】 “宣伝戦略”の重要性にみる時代の変化
『ナウシカ』や『ラピュタ』なども観ていない学生も、今はいるんですね。隔世の感があります。とはいえ、ジブリ作品は日本では配信もされておりませんし、このあたりが徐々にボディーブローのように効いてきそうです。
他にも、興味深い論考が多々です。
後編の対談はこちら。
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2023年を振り返るアニメ評論家座談会【後編】 業界全体に残る課題を考える
【数土直志の「月刊アニメビジネス」】2023年アニメビジネス10大ニュース 世界市場が過去最高、スタジオジブリ子会社化など
2023年は宮崎駿&ジブリ関連の動きが大きかった一方で、記事の10個目にも挙げられていますが、クラファンで約3億2000万円を集めや「狂気山脈」などのIPの動きも目立った一年でした。2024年は、大メジャーとファンダムから熱狂的に支持されるインディーズ作品がある一方で、中堅どころが厳しくなる予感がしています。
『推しの子』に『葬送のフリーレン』でも! 新アニメ「1話切り」避ける工夫がそれぞれ…2023年放送アニメの「インパクトがすごかった」第1話
1話を拡大放送するのは、もはや大きなトレンドですね。今後予想されるのは、1話でドカンと大きな花火を打ち上げても、どこかで収束してしまうので、そのタイミングを見計らっての拡大放送なども出てくるかもしれません。アニメのマーケティングもどんどん進化しておりますので。
ABEMA「日本アニメトレンド大賞2023」発表! 潘めぐみ“来年もアンタの推しの子になってやる!”【レポート】
「SpotifyやTikTok、X(旧Twitter)、Yahoo! JAPAN、アニメイト、当サイト・アニメ!アニメ!、そしてABEMAと計7つのメディアのデータを元にさまざまな角度から2023年のアニメ作品を分析」とは、キュレーション的なアワードですね。大賞の『【推しの子】』は、さすがに強かったです。
ブラック・ナードから見た日本の漫画、アニメ、そしてそのサブテキスト(=言外の意味):オマール・ホルモンさん インタビュー
日本人のインタビュアーがわりと「軽め」の見解ポジションであったおかげで、オマール・ホルモンさんの深い洞察が伝わってくるインタビュー。発見も多かったです。
とあるアニメ、BD&DVDを発売中止→予約者に全話BD送付のムーブが話題に
予約があまりにも壊滅的だったのかもしれませんが、発売もしないで配布するとは謎ムーブですね。売れないのがわかっていても、今までのメーカーだったら、レピュテーションリスクもあるので、何とか発売していたと思うのですが。契約的な問題なのでしょうか。
ガンダム、 マリオ、 幽☆遊☆白書…日本コンテンツが世界攻略に挑む!Netflix日本オフィス独占取材【WBS×テレ東経済WEEK】
一昔前までは、ガンダムは北米で全然売れないと聞いていましたが、時代は変わりました。報道でも指摘されていますが、動画配信サービスの恩恵で、ボトルネックが解消されたようです。ガンダムは「沼」なので、北米などでも息の長いIPになりそうです。
休止していたアニメ「ゾン100」残り3話を一挙放送 7話までの総集編をYouTubeで公開 Xで原作漫画も
去年のニュースです。何とか2023年内に放送して、帳尻を合わせた感じですね。「制作遅延」が理由で、夏アニメから冬に放送するアニメとなってしまいましたが、YouTubeや原作漫画投稿で挽回しての放送となりました。
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