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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2022/9/6 #57

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
今週も『ONE PIECE FILM RED』関連のニュースが目に付きました。テレビよりも劇場の方が、興行収入といった数字の結果がすぐわかるので、ビジネス的にも話題にしやすい傾向があると思います。テレビの方は、例えば海外ライセンスでどれぐらい収益を得ているかは、客観的には見えてきませんので。

『ONE PIECE FILM RED』メガヒットから考える。今、観客がアニメに望むものとは?(藤津亮太)

大ヒット公開中の『ONE PIECE FILM RED』など近年の「劇場アニメのメガヒット」現象の背景を藤津亮太が考える。それぞれの映画が観客が望む“何か”に応えているからこそ、このヒットが実現しているはずだ。それは何なのか。

アニメ評論家・藤津さんの論考。
①見せるスペクタクル(映画の入口)
②感銘を与えるドラマ(映画の出口)
この2つがポイント。更に②は「監督名で宣伝される作品」と「テレビシリーズ・原作を前提にした映画」の2つに分けられるとのこと。短いけど、やや難解なのでじっくり咀嚼してみたいです。

劇場版大ヒット『ワンピース』が配信も3週連続首位、実写版『モンスターハンター』Amazon独占配信開始で急上昇~配信コンテンツ視聴者数ランキングTOP20(8月第4週)

複数の定額制動画配信サービスを横断して集計した2022年8月第4週の「配信サービス視聴者数ランキング(調査対象期間:8月20日~8月26日、調査対象:日本在住15~69歳男女)」を発表します。

『ONE PIECE FILM RED』の影響で、配信の方も好調です。配信のみが突出して人気が出るというケースはほとんどなく、TVや劇場人気に合わせて配信もよく観られるパターンが多いです。『ワンピース』も同様ですね。

「ポプテピピック」第2期は10月1日スタート、TikTokでは史上初の地上波同時生配信

大川ぶくぶ原作によるTVアニメ「ポプテピピック TVアニメーション作品第二シリーズ」の放送・配信情報が公開された。

TikTokで同時生配信とは思い切ってますね。仕様が不明ですが、国外にも同時展開されるのでしょうか。何はともあれ、ある程度の成果が収められたら、後に続く作品も出てきそうです。

片渕須直がaction4cinema運営メンバーに加入、アニメーション業界への橋渡しに

日本版CNC(セーエヌセー)設立を求める会(通称:action4cinema)の運営メンバーに、アニメーション監督の片渕須直が加入したことが明らかになった。

「多方面に渡るセイフティネットワークを作り、映像界のこの先に未来を抱き直したいとするa4cの行動には、かねてより賛同の意を表してきました。ここへ来て、アニメーションの業界への橋渡しとなる意味で運営に加わらせていただくことになりました」とのこと。片渕さんであれば、ぴったりの人材かと思います。

羅小黒戦記:日本語吹き替え版が全5話のテレビアニメに 10月7日スタート

中国で人気の劇場版アニメ「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)」の日本語吹き替え版「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」が、全5話のテレビアニメとしてTOKYO MXほかで10月7日から放送されることが分かった。

放送局への提供費は、これまで国内配給を手掛けたアニプレックスが中心になりそうです(と予想します)。5話だと少し中途半端ですが、どこまで話題を作れるか注目です。

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