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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2023/2/28 #82

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
クランチロールのリストラのニュースは、日本でも大きく取り上げられるかと思っていたのですが、全くの無風状態ですね。重複部門がリストラとのことなので、これはこれで合理的でニュースバリューもないのかもしれません。とはいえ、もう少し様子を見ておいた方が良さそうです。GAFAやNetflixもリストラを断行していますし、大きな潮流の一つのような気がします。

Crunchyroll Lays Off Approximately 85 Employees Globally

Anime streaming service Crunchyroll laid off about 85 employees last week.

英語の記事になりますが、ANIME NEWS NETWORKからのニュースです。
「アニメストリーミングサービスCrunchyrollは先週、約85人の従業員を解雇した。今回の解雇について知るある従業員によると、解雇されたのは米国、モルドバ、フランス、ドイツ、オーストラリアの従業員で、主に同社のマーケティングとエンジニアリング部門に影響があった」とのこと。ファニメーションとクランチロールの統合により、重複部門が解雇の対象になったようです。他の部署にも波及するのか、注目です。

インボイス制度、現役声優が反対のわけ「3割弱が廃業検討」 実力派の脇役減で作品の質低下&業界衰退を懸念

アニメ『SPY×FAMILY』シルヴィア役などで知られる声優・甲斐田裕子、『S.W.A.T.』シリーズ主人公役の咲野俊介、『機動戦士Ζガンダム』エマ・シーン役の岡本麻弥が共同代表を務める有志グループ「VOICTION」が、インボイス制度を説明したアニメーションを制作・公開した。

まだまだ主張が一般まで届いていない感じもしているので、アニメは有効な手段だとは思います。
とはいえ、ホリエモンのこんな意見も……。

これはこれで一理ありますし、ホリエモンのような人を「敵」認定するのはよろしくはないでしょう。
「仲間」を多く作っていかないと、運動は広がりませんし。

商業的に見たプリキュア20年史 隆盛と苦戦を繰り返しながら歩み続けた玩具戦略

プリキュアが20周年を迎えられたのも、ひとえに子どもたちが玩具を買ってくれたからなのです。

プリキュアも、もう20周年なのですね。あっという間のような気もしますが、この20年という重みは大きいです。ここ数年はコロナ禍もあって、売上も厳しいことになっていますが、バンダイの代表も「続ける事が重要」と述べているので、単年で評価すべきIPではないのでしょう。

国内ファン向けアニメのビデオソフト、22年は前年比42%減で256億円

日本映像ソフト協会がまとめた加盟ソフトメーカーによる2022年の出荷実績(年間売上統計)によれば、2022年の「日本のアニメ(一般向け)」のビデオソフト(DVD、ブルーレイ)の売上金額は256億3800万円だった。2021年から42.2%減と前年比で大幅な減少となった。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』と『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』の反動減の要素が大きいですが、それでも長期的にはダウントレンドです。市場としては、300億円を下回ってしまったとのことで厳しいですね。

独立系プロデューサーの役割とは? 業界注目の3人が語る日本アニメの可能性と未来【IMART 2022レポート】

マンガ・アニメの未来をテーマにした業界カンファレンスIMART(国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima)2022が、10月21日から23日の3日間にかけて開催された。

確かに→「配信系会社の資本で製作するアニメも増加しているので、そうした企業からすると独立系のプロデューサーのほうが組みやすいこともある」。製作委員会の中に入るために出資もおこなって……となると、資本力がない独立系は分が悪いです。配信系が単独、もしくはメジャー出資する作品の方が参加しやすいです。

東映アニメーション VRChat上でアニメ「デジモンアドベンチャー」の上映イベントを開催

東映アニメーション運営「ONN’ON STUDIOS(オナノンスタジオ)」にて、VRChat上の特別イベント「Watch Party」の開催が発表されました。会場は「ノスタルジア1999」。

本日の段階だと上映イベントは終わってしまいましたが、VRChatでの展開はとても斬新。「デジモン」というIPの特性とも合っているので、より発展していってほしいです。

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