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【コラム】知識の幅と幸福度

こんにちは! 
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。 

幸福度が高い国で知られていたブータン。

「知られていた」と過去形で表現したのは、今はブータンの幸福度が急降下しているからです。

テクノロジーの発展により、ブータン国民が外の世界を「知ってしまった」のが原因とされています。

それまで、自分たちは幸福だと感じていたところから、メディアを通して、様々な情報が入り、「隣の芝は青い」と思うようになったわけです。

故にテクノロジーがブータンを不幸にしたと言われていますが、僕個人としては少し考えが違います。

「足るを知る」という言葉があります。
求めれば切りがありません。

かといって、「清貧」という考えも、あまりしっくりきません。
(清貧というのは貧しい状況下で、心の支えとなった言葉ではあります。)

生きる上で貪欲さは大切です。

今や自由にチャレンジできる時代になりました。

努力で物質的な豊かさを享受する、誰もに与えられた権利です。
経済的豊かさは、いくらでも求めていいと思います。

大事なのは、「何で自分を満たすのか」という思考にあると思います。

物質的な豊かさを手に入れたら幸福なわけではありません。
求めようと努力する過程にこそ、幸福はあると思います。

それは未来への期待感です。
これから生活は良くなっていくという、確かな希望があれば、今がどうであろうと、幸福度は高いと思います。

ブータンは情報の流入により、幸せの定義の再選択に迫らせたに過ぎないと思います。

「知らぬが仏」ではなく、
「知った上で何を幸せと定義するか」です。

足りないからダメとか、
足りたら幸せとか、
そういう次元で考えると人は不幸になります。

昨日の自分と比べ、内側から自分を満たす努力をする。
幸福度とは、そういうところからやってくるのではないでしょうか。

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