【3分でマスター】アイラウイスキーのあれこれ
こんにちは!
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。
BAR経営にあたり、最近はバーテンダーの友人のもと、各種お酒の勉強中です。
愛好家も多く、大人の嗜みともいえるウイスキー。
今日はウイスキーの中でも、熱狂的なファンが多い、「アイラ系ウイスキー」についてまとめていきます。
アイラ系ウイスキーとは?
特徴
アイラ系ウイスキーの特徴はヨード臭とピートと呼ばれるスモーキーな香りと味わいにあります。
ヨード臭・・・海岸沿いに位置する蒸留所が多く、「潮の香り、海藻のような」といわれるの元になっています。
ピート・・・日本語で泥炭と呼び、野草や水生植物などが炭化したものです。そのピートをウイスキーの原料である大麦麦芽を乾燥させる際に燃料として使います。
フェノール値・・・スモーキーさを表す値。数字が大きいほど、よりピートがきいたスモーキーな味わいを楽しめます。
これらの特徴から、癖が強く、好き嫌いがハッキリ分かれるウイスキーといえます。
種類
アイラ島には現在9つの蒸留所が存在し、各蒸留所によって特徴も違います。
<南側エリア>
・アードベッグ蒸留所
・ラガヴーリン蒸留所
・ラフロイグ蒸留所
アイラ系ウイスキーの中でも特にピートが強いのが特徴。
アードベック蒸留所
1798年から続く歴史ある蒸留所。
フェノール値は約55ppmと、世界で最もピート香が強いウイスキーとされています。
ラフロイグ蒸留所
アイラモルトでは1番の売上を誇る、アイラの王道ウイスキー。
最も強いフレーバーを持つスコッチウイスキーの一つ。
ラガブーリン蒸留所
スモーキーさがあり、その中でもフルーティーさも併せ持つ。
また、海藻のような独特な香りも感じられるのが特徴。
<北側エリア>
・カリラ蒸留所
・ブナハーブン蒸留所
・アードナッホ蒸留所
ノンピートのウイスキーも製造しています。
カリラ蒸留所
アイラ島の蒸留所で最大の生産能力を誇り、生産された原酒の多くがジョニー・ウォーカーをはじめとしたブレンデッドウイスキーに用いられている。ピートのなかにもフルーティーさがあり、余韻にはスパイシーさも感じられる。
ブナハーブン蒸留所
ブルイックラディ蒸留所と傾向は似ていて、ピートをあまり焚かずにつくられたウイスキー。
スモーキーさが少なく、最も軽くフレッシュな風味が特徴。
アードナッホ蒸留所
2018年10月に製造を開始。一番若い蒸留所。
ウイスキーの製造には3年以上の熟成が必要となるため、これからのランナップに期待です。
<中央エリア>
・ボウモア蒸留所
バランスの取れたアイラウイスキー。
ボウモア蒸留所
サントリーが資本の蒸留所。
完成度が高いことから「アイラ・モルトの女王」と呼ばれています。
<西側エリア>
・ブルイックラディ蒸溜所
・キルホーマン蒸留所
ブルイックラディ蒸溜所
ピートの度合いを使い分けた3種のウイスキーを製造。
・ノンピートの「ブルックラディ」
・ミディアムピーテッド~ヘビリーピーテッドの「ポートシャーロット」、
・スーパーへビリーピーテッドの「オクトモア」
があります。
キルホーマン蒸留所
フェノール値が50ppmと極めてピーティー&スモーキーなウイスキー。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はシングルモルトウイスキーを中心に紹介しましたが、上記蒸留所のウイスキーをキーモルトにしたブレンデッドウイスキーも多数存在します。
ウイスキーの世界は幅も広く奥深い故、じっくり楽しむことができると思います。
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