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【読書】生き残りたければ右脳を使え!これからの時代に必要な 「ハイ・コンセプト」

こんにちは。かけだし社長の小寺です!

今回は僕が仕事をする上で、凄く影響を受けた一冊をご紹介します。

それがこちら!

▼こんな人におすすめ▼
✅ 時代の変化と世の中のニーズを掴みたい人
✅ 今後どんな力をつけていけばいいか悩んでいる人
✅ エンジニアなどの理系職についている人

著者について

著者はダニエル・ピンクさん。
アメリカ合衆国の作家であり、副大統領のスピーチライターを務めていたことでも有名です。トークショーのTEDにも出演しています。
また、本書の翻訳を大前研一さんが担当してたことも話題となりました。

本書について (ネタバレあり)

本書の内容を完結にまとめると、

これからは右脳の時代だよ!!

となります。ちょっとざっくりしすぎました。

本書は、まず3つの時代の変化にふれています。

・物質的に豊かになったことで、感情・芸術性・意味といった付加価値が重宝されるようになった
・グローバル化により、ルーチンワークはコストの安い国にアウトソーシングされるようになった
・コンピューターの発展で、左脳的労働は機械に取って代わられ始めている

上記の変化を受けて、左脳的な仕事は徐々に淘汰されていく、だからこれからは右脳的な仕事が求められるよ、と著者は述べています。

確かに、最近でいえば「RPA(Robotic Process Automation)」が銀行業務に取り入れられたことで、大幅な業務と人員削減がおこったことは、記憶に新しいです。
また海外に開発を外注するオフショア開発、という言葉も主流になりました。
まさにライバルは、「機械」と「コストの安い国々」になるわけです。

ライバルに対抗しうる力として、本書では、「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」という2つの右脳的な力を提唱しています。

「ハイ・コンセプト」

ハイ・コンセプトは、「創造力」のような力です。

例)
・パターンやチャンスを見出す能力
・芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力
・人を納得させる話のできる能力
・ばらばらな概念を組み合わせて新しい概念を生み出す能力である。

「ハイ・タッチ」

ハイ・タッチは、「共感力」「人間力」とでも表現しておきます。

例)
・他人と共感する能力
・人間関係の機敏を感じ取る能力
・自らに喜びを見出し、他人の人々が喜びを見つける手助けをする能力
・ごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力

「6つの感性」が道をひらく

以上を踏まえ、これからは6つの感性が新たな価値を生み出すと著者は述べています。

・「機能」だけでなく「デザイン」
・「議論」よりは「物語」
・「個別」よりも「全体の調和」
・「論理」ではなく「共感」
・「まじめ」だけでなく「遊び心」
・「モノ」よりも「生きがい」

本書を読み終えての感想

まず最初に思ったのは、「システムエンジニア終了のお知らせ」でした。笑
僕自身いちエンジニアとして、これは由々しき事態です。

エンジニアにとってのライバルは、
・機械(AI)
・人件費の安い海外エンジニア
になります。

機械にできてしまうこと、誰にでもすぐに真似される技術は、すぐに淘汰されてしまいます。

かといって、エンジニア自体がいなくなるわけではないと思います。
要は、単純作業しかできないエンジニアが淘汰されるという話だと思います。

エンジニア以外にも、一般事務、銀行員、電車運転士などなど、他の人や機械で代わりがきく仕事は、もはやなくなる運命なのかもしれません。

左脳人間が、これからを生き残るすべは、右脳スキルとの掛け算だと僕は思います。

例えば、エンジニアでも、
・コミュニケーション能力が凄く高い
・チームを円滑にまとめられる
・問題解決能力に秀でている
・クリエイティブなアイデアや感性に優れている
などなど、、、

上記が組み合わさることで、ただのエンジニアから、代わりのきかないエンジニアへと昇格です。

「エンジニア」という肩書きは世の中にごまんといます。
大事なのは、その中で、自分にしかない強み・付加価値を考える、または身につけることだと思います。

そして、これからより重要視されるのが、本書も述べる「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」の力になってくるのでしょう。

仕事ひとつも、上記の力を身につけようと意識するだけでも、戦い方や努力の仕方は変わってくると思います。

他の人には真似できない、自分だけの強みはなんなのか?
一度ゆっくり向き合ってみると面白いですね。

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