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初心者にもオススメな甘口。クラスで一番おっとりとした癒し系〜奥能登の白菊(石川)純米吟醸 【唎酒師の寝酒マガジン - #1】

こちらは、唎酒師による寝酒マガジン「眠る前に、日本酒が飲みたい」の投稿になります。@マーケターの側面ではなく、完全なる趣味ですのでお間違いなく。

前回は「マガジン化するにあたって、日本酒との思い出を振り返ってみた。」ということで簡単に経緯を振り返りましたが、今回からは具体的に日本酒の紹介をはじめていこうかなと思います。基本的に寝酒として飲んでいってるものです。

予め述べておきますが、以下はあくまで個人の勝手な感想です。唎酒師という資格を有してはいるので、そこまで間違った印象ではないはずですが、お酒の感じ方や好き嫌いはとても個人差があるものです。その前提をご理解いただいた上で、ご参考にして頂ければ幸いです。

今日の寝酒

・奥能登の白菊 / 純米吟醸
・石川県
・H31年3月製造

こんなお酒

・能登半島の先端部分の奥能登・輪島に位置する老舗。1722年に海鮮問屋として創業された老舗(もうすぐ創業300年…!)いつの頃からか酒蔵になり、今のオーナーである9代目夫婦によって切り盛りされています。

・2007年3月震度6強の能登半島地震により、蔵が甚大な被害を受けましたが、同年には一部を残し、新築。奇しくも、つい先日、山形沖の地震の影響により、能登半島に津波注意報が出ていたのをみて、ドキっとした。被害がないようで何よりでした…!

・生産規模が小さいながら、「特別純米酒」が2017年の全日本空輸(ANA)国際線ファーストクラス提供酒にも選ばれる。

・今回紹介している「純米吟醸」も2018年全米日本酒歓評会でシルバーを受賞!米の旨味と甘みがとても上品に香ってくる一品になっています。その優しさに包まれると、どんな時でもほっこりとした穏やかな気分になれます。(個人の感想)

・個人的には姉妹酒である寧々(ねね)も最高に好きなお酒。さらに癒し度と可憐度が増してくるので、またどこかで紹介できる機会がもてるといいな。

こんなシーンに最適

温度が常温に近くほど、米の甘みが優しく感じられるようになってくる。だからこそ、キリッと一杯目に飲むのではなく、食事の中盤から出しつつ、終盤までちびちびといってくれたら一番効力を発揮してくれそう。魚介系というよりは山の幸とかに合わせたい。特にきのこ鍋とか、温かいものにプラスオンすることで、よりお互いを引き立てあってくれるような気がします。

このお酒を勝手に人に例えると

・クラスで一番おっとりとした癒し系女子。
・優しさを体現したような包容力が魅力。

最後にスペック

・アルコール:16度
・原料米:五百万石64% / 山田錦36%
・精米歩合:55%
・製造者:株式会社 白藤酒造店

参考サイト

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