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Scratchと戦えるか?最高の国産プログラミング学習環境?プログラミングゼミを試してみた

こんにちは、K研究員です。今回はDeNA社の出しているアプリ、プログラミングゼミについて語ろうと思います。

きっかけはこちらのブログで紹介されていたことです。

少しだけ使ってみて、これかなりいいじゃんと思ったのでよい点、いまいちな点合わせて紹介していこうと思います。


良い点

1.iPhoneで使える

いきなり本質からずれてない?と思われるかもしれませんがまじめな話です。ScratchJrもPyonkeeはタブレット専用ですし、Scratch3.0も基本的にiPhoneで使うように作られていないです。プログラミンとScratch2.0はフラッシュベースなのでiPhoneで動かすのは難しいです。そのためiPhoneでちゃんと動くアプリはかなり珍しいです。

なぜiPhoneで動くといいのかというと、タブレットを持っていない家庭は多いので、気軽に試せるスマホで使えればかなり普及が進むと思ったからです。また、私のようにブログを書く人も普段からタブレットを持ち歩いているわけではないので、気軽にスクリーンショットを上げることができません。iPhoneで動くことは普及するうえではかなり重要に思います。

2. 動作が軽快、バグも少なく高品質

次にプログラミングゼミはかなり高品質です。スマホでも十分ドラッグでプログラミングできます。PyonkeeはScratch1.4互換のアプリなのでちょっと古臭い印象になってしまいますし、Smalrubyは有志が開発している感じなのでお金がかかっていない感じがしますが、プログラミングゼミはかなり力をかけて開発されている印象です。プログラミングというそもそも難しいものをやるのに、いろいろなバグで動かなかったりすると、自分が悪いのか環境が悪いのかわからなくなってしまうので品質が高いのはうれしいです。

3.ScratchJrとScratchの中間的なレベル感

プログラミングはScratchやScratchJrと同様にブロックで行いますが、レベルを調整する機能があります。また、Scratchでちょっと難しいなと思った機能が削られている印象です。イメージとしては、変数や繰り返しが使えるScratchJrと言った感じです。

当たり判定やタッチ判定などはScratchJrに近い


4.Hour of Code的なパズルから始まる

これは良しあしありますが、最初に起動するとパズル教材をお勧めされます。猫っぽいキャラクターを動かしてお菓子を取るようなパズルです。特徴として、Hour of Codeはキャラクターに向きの概念があり、進みたい向きを向いてから前に進むという方式でしたが、こちらはScratchJrと同様、上に行きたければ上に行く、右にいきたければ右にいくというブロックがあります。左右がキャラクターの向いている方向によって変わることを理解できていない小さい子でも遊べる感じです。

ちょっとなと思った点

1.デフォルトで使えるキャラクターが少ない

ScratchJrはかなりいろいろなキャラクターが用意されていましたが、こちらは自由に作るモードでは何もないところから始まります。ScratchJrと比較して、自由に画像を入れることができるのでそこはいいのですが、デフォルトのキャラクターはやっぱりほしいです。パズル解いて開放すると出てくるようです。また、デフォルトで使えるブロックが少なく、これは設定で解放できます。

2.パズルの問題が不親切

パズルで何をしたらゴールなのか大人でもいまいちわからない感じです。例えば滑らかに★を投げようというお題があって、「ちょっとまつ」ブロックを挟みつつ動かしていくと正解なのですが、子供にそこまでわかるかというとちょっと難しいかもと思いました。

3.お絵描きツールはScratchJrが上

お絵描きツールはScratchJrのほうがいろいろな色や図形が使えて使いやすい印象です。


いろいろ書きましたが、ちょっと息子にやらせてみてレポートしようと思います。



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