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ユーミンの50年

人は良い思い出をドンドン脳内で美化して「あの頃は良かった」と言っては思い出に浸る。最近の昭和ブームも相まってあの頃流行っていた曲などが掘り起こされ今の若者に人気らしい。若い人に限らず僕らの年代でも80年代の曲は最高だったと褒め称える人もいる。特にキャリアの長いアーティストの曲などは「俺は80年代の頃の曲しか聴かない」という人もいる。ユーミンもそのように言われることが多い。僕はどの年代の曲もみんな好き。しかし曲の変遷などは確かにあると思っていたのでApple Musicのプレイリストで年代ごとに並べて聴いてみた。確かに変遷がある。でもどう変わったのかいまいちわからなかった。そこで今度は例えば雨の曲や都会の曲など同じテーマの曲を年代ごとに抽出して最近の曲と昔の曲を交互に並べてみて聴いてみた。すると意外なことに全く違和感がない。確かに楽器やビートなど時代に合わせて取り入れているが聴いていて「ガラッと」変わったところはないという印象。多分コアになる部分が変わっていないんだと思う。だからどれだけ最新の音色や楽器、ジャンルを取り入れても核がしっかりしているのでしっかり「ユーミン」が表現できているんだなあと思った。アルバムを年代ごとに聴くと確かに変わった印象があるし音楽的にもドンドン進化している。しかしそれより声の変化による印象も大きいと思う。
時折こうした聴き方をしてみるのも面白い。


*都会の景色を歌った曲プレイリスト

メトロポリスの片隅で
届かないセレナーデ
blue rain blue
noboby else
ひとつの恋が終わるとき
TUXEDO RAIN
灯りをさがして
BABYLON
NIGHT WARKER
walk on walk on by
手のひらの東京タワー
土曜日は大キライ
Misty China Town
君(と僕)のBIRTHDAY
恋は死んでしまった
影になって
霧雨で見えない
瞳はどしゃ降り
12階のこいびと
call me back

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