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大谷翔平、結婚

 日本で最も超人に近い男、大谷翔平が結婚した。相手は日本人の女性らしい(つまり誰だかよくわかっていない)。何かのスポーツ選手である可能性が高いとか。

 なぜ大谷が最も超人(der Ubermensch)に近いかと言えば、超人とは”自らを超え出ていく(uber)”存在であり、人間を克服したものだからだ。大谷の言葉をみてみよう。

「僕らはきょう超えるために、トップになるために来たので、きょう1日だけは彼らへの憧れを捨てて」

WBC決勝(アメリカ戦)の試合前

 自らの上に「神(つまりこの場合はアメリカのチーム)」をいただくのではなく、他律的にではなく自律を志すこの一言は、超人の精神の片鱗をみせるものだろう。

 また、『ツァラトゥストラ』には、三段の変化(駱駝→獅子→幼児)の最後に「幼児」が位置づけられている。無垢で、無邪気で、自ら運動する姿がそこには表現されているが、ところで大谷はベビーフェイスである。この「幼児」は厳密には超人と同じではないが、一つの美しい姿、到達点として描かれているのは間違いない。


 あまりに適当なことを言いすぎてしまったのでここらでやめておくが、とにかく大谷が結婚した。それが発表された今日(2月28日)はそれを記念して今後祝日にするのはどうだろうか。

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