結論から言うと、あります。

あ、でもこれは、私の個人的な見解。
科学的に立証されてるわけじゃないです。

これはスタンスの話。
私は「ある側」ということで話を進めます。

そもそも引き寄せの法則って何？っていうと
『思考は現実化する』ってこと。
ざっくり言うと、自分が頭で思っていることが
現実に起きるということ。

良いことばっかり考えてれば、良いこと起こるし
悪いことばっかり考えてれば、悪いことが起きる。
だいたいそーいう認識で合ってます。

（なにそれ？胡散臭い・・・詐欺？）

いやほんと、これだけ聞いたらそう思いますよね。
だってドラえもんより便利じゃないですか。
ひみつ道具を出すまでもなく、ただ考えれば
それでなんでも解決しちゃうなんて。
そんな都合の良い話なんてあるわけないですよ。

おいおい、じゃあ引き寄せの法則なんて
結局ないんじゃないか。嘘っぱちなのか？
という話になってきます。

「ある側」にいる私が言うのもなんですが
そんな魔法みたいな効果なんてないですよ。
「かめはめ波！」と全力で叫んだところで
手からビーム的なものが出たりしません。
そんなことは誰だって知ってます。

じゃあじゃあ、いったいどうして私は
「ある側」にいるんだ？っていうと
そりゃ、一定の効果があるからです。
そこのところを簡潔にお伝えしてみます。

たとえば、1000人の高校生がいたとしましょう。
男500人、女500人、学力や容姿もバラバラ。
どこにでもいる高校生なんですけど
「僕はプロサッカー選手になる」
「私はCA（キャビンアテンダント）になる」
「おりゃー漫画家になったる」
「ウチは最高のダンナをつかまえる」

こんな感じで全員、目標をもってる高校生です。
もちろん、なりたいだけで根拠とかはナシです。
ただの目標を普段から口にしている人たちです。

どうでしょう、この1000人が全員
目標を叶えられると思います？
フツーに考えて、叶えられないですよね。
そう、1000人全員が目標達成なんてないんです。

極端な例を挙げると、1000人全員が
「世界一の金持ちになる」
って目標を掲げていたらそもそも達成が不可能。
だからまあ、ありえないことなんです。これ。
この点だけ見ても
引き寄せの法則は嘘くさいって感じですよね。

でも、でもですよ。
「1000人全員」の目標達成は無理ですけども
10人とか20人とか、少しの数だったら
目標を達成できそうじゃないですか？

極端にずば抜けた才能を持ってる人とか
恐ろしいほど環境に恵まれている人とか
そういう人だったら達成できそうじゃないですか。

そんな恵まれまくった人たちじゃなくても
目標を持ってる人、普段から口に出してる人は
ぼんやりとゴールが見えている人なんです。
進むべき方向がなんとなく分かっている人。

だから、何かしらの決断を迫られるときに
あんまり迷うことがないんです。
だってゴールがあるんだもん。見えてるもん。

それに、周りからもサポートも受けれます。
普段から「サッカー選手になる」って言ってると
「親戚にプロサッカー選手いるけどさ」
って話を聞けることもあるし
もしかしたら紹介してくれるかもしれない。
自分にとって良い環境が生まれやすくなるってこと。

そして、私たちって目標がよく変わります。
小学生のときに学校で宿題出されませんでした？
「将来なりたいものは？」ってやつ。

あれ、私は何にも思いつかなくてすごく困って。
親を喜ばせようと思って親の職業を書いたんです。
ずる賢い子供だったな（笑）。
ていうか世の中にどんな職業があるのか
ぜんぜん分からなかったし。
今はその時答えた職業とは全く別の職業です。
そりゃそうですよ。
成長していくうちに「これが好き」とか
「これが自分に向いている」とかが分かるから
目標なんてコロコロ変わって当たり前。

だから、高校生が「〇〇になりたい」って
目標を掲げたとしても、他にやりたいことが
見つかって目標を変えるなんて普通のことだし
むしろとってもいいことです。

サッカー選手を目標にがんばっていたけど
「人に教える才能」が抜群に上手いと気付いて
「人に教えて感謝される喜び」にも気付いて
コーチの道を志すなんて最高じゃないですか。

だってそれって、サッカー選手を目標に
道を歩んでいないと絶対に気付けなかったから。
ぼんやりと、何も目標なしに高校生やって
とりあえず大学行って、なんとなく就職してたら
ぜったいに気付けないです。
「あぁ人生つまんねぇ」なんて言ってたかも。

そういった意味で私は
引き寄せの法則はある、と言います。