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仕事の分配、魑魅魍魎

春休みに入り、今日は残った年休を消化。

来年度の人事がちらついてきている中、仕事の分配について考えます。

教員になって十何年経ちますが、仕事ができる(やる)人には、本当に仕事が集まる。やらない(やれない)人には、仕事が集まらない。しかし、仕事に対しての愚痴はやらない人の方が多い場合がほとんどです。
この仕事の分配に対しての対価があるなら分かりますが、実際はそんなこともなく…
体力、精神、時間などを消費させ続けた結果が今のブラックと呼ばれる教育現場なんだと思います。私はそうした中で、人としても教員としても成長することができましたが、ハッピーな働き方ではありませんでした。

また、こうした働かせ方の積み上げにより、同じ職場内での教員の能力に以前よりも差を感じるようになりました。経験値の差が大きいことで、求められることに対応できる力にも差があります。その差をカバーするような手立てを、教育現場の現状の多忙さでは見つけることは難しいのではないかと思います。そのしわ寄せが一部の人に集まり、繰り返されるという悪循環。

こうした悪循環を断つために必要なことはリーダーの判断、リーダーシップです。リーダーシップなき職場では、魑魅魍魎の如く、様々な人や考え方がぶつかり働きにくい環境が作りあげられていきます。ただでさえブラックな環境が恐ろしい環境になっていくのです。
リーダーシップのあるトップが方向性を示してこそ、組織が組織として動き出したり、自律的な仕事が生まれたりしていくと、私の近年の状況から確信しています。

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