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今一番勢いのある珈琲ショップについて調べてみた

先日、このようなツイートを見かけました

インターネットスタートアップ企業を経営している僕としては実態が気になるので調べてみることにしました。

ざっくり説明「Luckin Coffeeとは?」

2017年末、中国に誕生したコーヒーチェーン。2018年1月の1号店の誕生をきっかけに8月には630店舗まで拡大。(現在1000店舗突破)創業から半年足らずで中国国内2位の企業にまで成長した。インターネット企業さながらのスピード感で拡大をしていく様は「クレイジー・ラッキン」というあだ名まで付いたそう。

アプリ中心のサービス設計

Luckin Coffeeは自身を「テクノロジー産業」と定義しているため、一般的なカフェやコーヒーチェーンとはアプローチが全く違います。まず、決済システムがアプリ内に統一されています。現金が全く使えません。私も、昨年上海にて”キャッシュレスひとり旅”をしたのですが、問題なく旅行できたので現地の方としては全く問題ないのだと思います。

また、Luckin Coffeeの特徴はそれだけでなく、オフィスや自宅へと30分以内に配送してくれるのだそう。気になる配送料は35元(560円)以上の注文で無料になるそう。

気になる点

ここからは上記のような情報を踏まえた上で感じた気になる点を上げて行こうと思います。

カフェという世界観
私もよくカフェに行く事はあるのですが、その時と場合によって目的は様々です。ある時は仕事をする為の場所として、ある時は友達や恋人とのおしゃべり、ある時はコーヒーを楽しみに。これらの行動で私が消費しているのは物質的な意味としてのコーヒーではなく、日々のサードプレイスとしてのカフェという”世界”を消費しているのだと考えています。

珈琲の鮮度
また、コーヒーは生物に等しい飲み物で、淹れたてから冷めるまで温度や風味の変化を楽しむ事のできる飲み物なので、配達を受け取った時のコーヒーの状態は気になるところです。(体験した事ある方がいらっしゃいましたらコメント頂けますと幸いです。)

Luckin Coffeeが起こしうる革命

気になる点も上げられる一方で、期待ができるところもあります。それは、何と言ってもコーヒー会におけるテック企業としての一面です。カフェという存在は私たちの日々に潤いを与えてくれる一方で、地元の人以外への認知が難しい事もあると考えています。Luckin Coffeeが起こしうるIT技術を用いる革命は個人店にもいい意味で革命を起こすと考えています。今ですら、インスタグラムなどのSNSでカフェを見つけ、実際に向かうというある意味でのアプリ中心の顧客の流入は事実です。このアプリ内決済システムや近くの店舗がわかる設計が個人店舗感でも行われ、且つお店同士の特徴もわかるような世界がすぐそこにやってきているのかもしれませんね。


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