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神聖ローマ帝国|ドイツ ニュルンベルク ラムダカット(1700-1703)

キリスト教では子羊は「神の子羊」の意味でキリストそのものを象徴しています。

(表面)
PAX(ラテン語で平和)の旗を持ち、地球の上に立つ神の子羊

(裏面)
リボンで結ばれた3つの盾(神聖ローマ帝国の鷲と左右に2種類の自由帝国都市ニュルンベルクの紋章)と平和の象徴である「鳩」

近年、コロナパンデミック、ロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・パレスチナ問題など危険な兆候を感じておられる方も多いと思います。

平和を望む気持ちが強くなるのは当然です。

一昨年から今年にかけ一気にブレイクアウトし高値更新を続けているラムダカット金貨もこのような今の時代背景もあると思います。

非常に人気(特に女性)のあるラムダカット金貨、形は丸型と四角(クリッペ)の2種類ありますが今回は丸型タイプになります。

左:丸形、右:四角(クリッペ)

また、サイズも様々で、1/32ダカット~5ダカットまで存在すると言われております。

(左から、1/32D、1/16D、1/8D、1/4D、1/2D、1D、2D、3D、4D)
※5ダカットに関しましてはレアすぎましてサイズ比較用の画像が検出できませんでした。

ニュルンベルクは、バイエルン州の北部に位置してドイツでも芸術や歴史的にも有名な都市になります。

(ニュルンベルク都市景観)

ハンブルクなどの商業都市と同様で中世から多くのユダヤ人が居住していて色々な事件が起こりました。

特に「最後で最大の宗教戦争」ともいわれ三十年戦争(1618年~48年)では戦いの舞台になりました。

ドイツの人口の20 %を含む800万人以上の死者を出し、人類史上最も破壊的な紛争の一つとなりました。

終戦の翌年、ニュルンベルクで「平和の宴」と呼ばれる祭典が行われ、人種や宗教に関係なく杯を交わしました。

このような背景があり、18世紀(1700年)が始まったことを祝うために、ニュルンベルクが、18世紀の平和へ願いを込めて発行した記念金貨が今回ご紹介のものになります。

ラムダカット金貨は、数年前までは安値で放置されていましたが、今ではTOPコインの1つになっています。

これからの激動の世の中を駆け抜けていくお守りの1枚としても是非保有されることをお勧めします。

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