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不眠に効く漢方薬

主訴が不眠の方にお出しする漢方薬として、教科書に載っているものがいくつかあります。

抑肝散(よくかんさん)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、酸棗仁湯(さんそうにんとう)、帰脾湯(きひとう)等々。

もちろん、これらのお薬で眠れるようになる方もおられます。

しかし、漢方相談にお越しになる方の多くは、これらの漢方薬では効果がなく、困り果ててという方が多いように感じます。

では、そんなときどうするかというと、保険診療という枠を外れると、かなりたくさんの選択肢が存在します。

まずは五臓のバランスを整え(食べ過ぎなどが睡眠を妨げることはご存知と思います)、気血水(血が足りないと眠れません)の過不足を整え、寒熱のバランスを整え(脳に熱がこもったり、冷えがあると眠れません)、スマホなどからの脳への刺激に気を付けた生活をご提案します。

その上で、「え?こんなものが睡眠に役立つの?」といったものも使っていきます。

即効性で、しかも「眠れすぎて怖い、ヤバい薬が入っているのでは?」というクレーム?が来るほど効きます。

#漢方薬剤師のnote #不眠 #心療内科 #五臓 #気血水   #寒熱

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