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わたしが生まれたとき


わたしは今から約35年前の

5月1日に生まれました。


生まれた場所は福岡県の北九州というところです。


当時 父の仕事の社宅に住んでいました。


そして生まれたのも 父の職場である

〇〇医科大学でした。


母は妊娠中 20kg以上太ってしまって大変だったと言っていました。

そして 初めてのお産。


大きな病院のお部屋は

助産師さんが手厚く介抱してくれる

・・というような環境はみじんもなく


いよいよ生まれますよ〜という時まで

ひとりお部屋でうんうんうなっていたそうです。


部屋の掃除をしにきたおばちゃんに

腰をさすってもらったのよ〜、と言っていました。


ただでさえ、心細いのに

どんな気持ちだったのだろう と思います。


そんな環境だったからか

わたしがお腹から出たくなかったからか


陣痛が始まって1日以上経っても

わたしは生まれてきませんでした。


結局のところ

母は体力が持たずにギブアップ。


吸引されてわたしは生まれたそうです。


昔は『ふ〜ん』と思って聞いていた 母の体験談ですが


わたしもひとり子どもを産んだ経験から

母の わたしを産んだときの大変さは相当なものだったのだろうと

想像しています。


生まれて何日経った後か 詳しいことはわかりませんが

母は初めて おっぱいをわたしにあげたときに

ぱくっ とおっぱいに吸い付く姿を見て

”かわいいっ”

と思ったそうです。


かわいいよねぇ 赤ちゃんがおっぱいに吸い付く姿。

わたしはそんなことを感じる余裕もあまりなかったけれど


母はわたしのことを

本当にかわいいと感じてくれていたのだろうと思います。


そんなこんなで

わたしはこのお家の

新しい家族となったのです。


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