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信じるということ

私達の仕事の都合で、娘の一時保育が始まりました。

預けると決まった時
私はとにかく胸がソワソワして
なんて可哀想な事をするんだろうと
自責の念にとりつかれた。

「まだほんの一歳半なのに...」

そう思ってひとり胸を痛めていた時
ふと、昔出会った親子の事を思い出す。

あまり知らない親子だったけど
家族とても仲が良く明るかった。
一見微笑ましい家族関係だけど
私の胸の中での彼らの記憶で
ずっと引っ掛かっている事があった。

そのご両親は、
しきりに子供のことを
「まだ○○歳だから」と言っていた。

そこで我に返る。

「まだ○○歳だから、なのに」は
我が子の可能性を妨げる呪文なのでは!?

私は彼らに会ってその言葉を聞いた時、確かに思ったのだ。
「なんてもったいないんだろう」と。

「まだ○○歳だから、なのに」
は心配から来る言葉だけど
その奥には、確かに、
{まだ○歳だから、きっと出来ない}
{あなたを信用していません}
という意味が含まれている気がした。

親からすると悪気は無くて
大切な大切な
宝物だからこそ
出てしまう言葉だと、今ならわかるけれど。

何歳だろうと、
あなたはきっと出来るよ。
どんなことだってやれるよ。
大丈夫だよ。
やってごらん、きっと乗り越えられるよ。
と、
わたしは我が子を信じてあげたい。

だから
まだ一歳半なのに...なんて事
母はもう考えないのです。
あなたが泣いてすがっても
大丈夫よと、母は笑って見送るのです。
わたしはあなたを信じるのです。

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