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その2「私にとって介護の本当の意味」

介護って自分のキャリア断たれる感じあると思うんです。親のために犠牲になる感。私はハンパなくありました。親との関係は良好でもなかったし、特に母は、ステルス毒親(あからさまなDVはないが心理的に支配されていた)だし、介護の最中「なんで私がやらなきゃなの?」感が満載でした。

介護を引き受けることは、がっつり親と関わることです。親の介護窓口として、外(介護サービス提供側)との交渉を一手に引き受けます。
私の場合は、同居+介護で、更に親と密接な関わりを続けました。それがひと段落した時、あることに気がつきました。

実は、私、女性が好きなんじゃない?だとすると、夫とこの先一緒に暮らしていくのは無理かも。そして、夫の家族(および親戚)とはこれ以上付き合いたくないなぁ。
こんなことを心の底で思っていたことに気が付いたのです。

結婚生活20年以上も続けていて、この先夫と死ぬまで一緒に暮らすんだろうなぁってぼんやりと思っていました。男尊女卑が当たり前の地方で、主張せず、夫の家族に気持ちよく過ごしてもらうことが良い嫁のあり方。
そんな枠にはまって生きるため、本当の気持ちに蓋をしていたことに初めて気がついた瞬間でした。

介護がひと段落した時、自分の本当の望みはなんなのか?を見つけることができたんです。
あらまぁ、介護を自分のためにもやってたのね。(笑)

「介護=親の犠牲になる」 じゃなくて、「介護のち本当のニーズを見つけた」でした。

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