MUGENプロジェクト(ラメール三条

4階建マンションで、居住者どうしゆるくつながる自治的な住まいづくりに取り組んでいます。…

MUGENプロジェクト(ラメール三条

4階建マンションで、居住者どうしゆるくつながる自治的な住まいづくりに取り組んでいます。変わり者もそうでない人も、ほどよい距離感で安心安全にともに暮らす実験中。

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最近の記事

京都市引きこもり支援補助金事業を終えて

2ヶ年にわたる、「引きこもり支援」事業がこの3月末、ようやく終結し、無事に報告書類を提出しました。 オーナーの手を離れて、ほぼ完全に自分たちの力で事業を進め、報告書提出までこぎつけたのは、よい経験と実績になったと思います。 といっても、MUGENプロジェクトのメンバーの多くは昨年の後半に入ってきたので、なにやら事業をやっているということは知っていても、その中身まで知っている人は少なく、ほとんど私一人でやっていたようなものですが… それでも、なにかがんばってるようだから手伝うよ

    • コミュニティがやっとできてきた

      半年ぶりに更新してみる。あれからいろいろなことがあったのだけど、Twitterのほうに書き込んでいくのでやっとで、こちらを更新する気力がなかったのでそのままになっていた。 一人きりで奮闘していた半年前とは状況が変わり、今はともに暮らしを営む仲間たちが集まってきて、ようやくコミュニティらしい感じになってきている。 はじめはオーナーとほとんど二人三脚でやっていた「MUGENプロジェクト」は、昨年、ラメール三条の自治的運営を目指した居住者組合のような団体として再スタートを切った。も

      • 少しの妥協が後々自分の首を絞める

        雑感。 (いつも、書こうと思っている時に、そのまま流してしまうので、書くことが溜まってきてしまう。ツイッターのほうにはちょこちょこ逐一書いているのだけど) 今頭にあること。 補助金事業は今年度で終了することにしたい。 来年度からは、もう少し肩の力を抜いて、気楽に、やりたいようにやっていこうと思う。 妥協しないで、自分の気持ちに忠実に、原点にいつも立ち返ること。 そもそも、ラメールを始めたのは、自分自身のため。人を助けるためではない。自分が暮らしやすい環境を作るなかで、同

        • 居住者さんとの齟齬

          眠れぬ夜はnoteを更新。 前回の更新からまた、いろいろなことがありました。 ショックだったこと。 居住者さんのTwitterに、時々書き込みをしていたのだけど、ある日、「あなたのTwitter運用はあまりにプライバシーに配慮しなさすぎる。住んでいる場所までわかってしまうし、居住者の写真を載せたりもしている。私のアカウントはたくさんのフォロワーがいるので誰がみているかわからない。あなたがコメントすることで、私がここに住んでいることがわかってしまうから、書き込むのをやめてほし

        京都市引きこもり支援補助金事業を終えて

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        記事

          コミュニティマンションにて、コロナ感染を経て

          2週間ほど前、ラメールマンション1階のレストランで、6人で集まりをやったところ、そのうち私を含め4人がコロナに感染してしまった。いわゆるクラスターである… コロナは弱毒化していると言われているとはいえ、やはり普通の風邪とは違い、熱が治っても倦怠感などの諸症状に長く悩まされた。 コミュニティづくりを進めていこうとしている中心にいる自分が、足をとられて動きが止まってしまっては元も子もない、とんだ災難だ──と思う一方で、思わぬ収穫をも得た。 私が危機的状況に陥ったことをきっかけに

          コミュニティマンションにて、コロナ感染を経て

          MUGENプロジェクト、再始動

          ここ数ヶ月でいろいろな動きがあり、noteに書こうと思いつつ、ツイッター(現・N)にパラパラと書き留めるだけで終わっていました。 思い返して、主な変化について振り返りたいと思います。 MUGENプロジェクトのメンバーが替わったこと。 コミュニティマンション「ラメール三条」の運営チームである「MUGENプロジェクト」は、はじめ、このマンションのオーナーと私とが中心メンバーとして進めていましたが、現在、オーナーは退会し、代わりに二人の新メンバーが入ってくれました。 (オーナーは

          MUGENプロジェクト、再始動

          他団体紹介・京都コレカラさん

          同じ東山で活動する、引きこもり支援(元当事者)団体、京都コレカラさん。代表の方にお会いした時、なんだかずっと前から友達だったような不思議な感じがしました。 「支援者」から支援されるより、元当事者から支援されたい、という気持ち、なんとなくわかります。 私自身も、福祉の支援を受ける機会がこれまでにありましたが、支援者の中には、被支援者を、無意識にだと思いますが、かわいそうな人扱いしたり、頭のちょっと弱いダメな存在扱いする人がいるように感じ、思わず、手を払いのけたくなることがあり

          他団体紹介・京都コレカラさん

          団体のファンや仲間を増やすためには

          前回、「コレクティブハウスが流行らない理由」という、あまり気持ちの盛り上がらない記事を書きましたが、今回は、じゃあどうしたらいいのか、という、前向きなことを考えていこうと思います。 仲間が欲しい 今のラメールにもっとも必要なのが、共感してくれる人たちや、一緒に活動してくれる人たちの存在です。 ラメール三条の運営チーム、MUGENプロジェクトは、現在3人ですが、私以外のメンバーは、ラメールビルのオーナーと、その友人のファイナンシャルプランナーのHさんで、ふたりとも、どちらかと

          団体のファンや仲間を増やすためには

          コレクティブハウスがいまいち流行らないのはなぜ?

          (前回の投稿で、共に暮らすコミュニティ的住まい方に興味のある居住者と、そうでない居住者との二極化の問題について書きましたが、居住者が読む可能性があると思い、公開するのをやめました。) この「居住者の二極化」現象は、ラメールだけでなく、他のいろいろなコレクティブハウスでもありがちなことのようです。 コレクティブハウスあるある問題今日ちょうど、市内にある他のコレクティブハウスに住んでいるという人と話をする機会があったのですが、聞いていたら、彼の住んでいるハウスでも同じように二

          コレクティブハウスがいまいち流行らないのはなぜ?

          引きこもりの効能

          さて、まだ眠れないのでもうひとつ。 最近私は引きこもり的な生活をしており、誰かに雇われたり、叱られたり、責められたりすることがほぼない環境に身を置いている。 雇われることをやめて一年、在宅ワークになって数ヶ月だけど、気持ちの上で前とは変化がでてきたように思う。 まず、自分を中心軸に据えるようになった。 これはいい面も悪い面もあるけど、いい面としては、他人に振り回されにくくなる、自分独自の基準で動けるようになる。自分に自信を持てる。自分が好きになる。 悪い面は、自己中心的で

          ラメール立ち上げから一周年。支援と繋がれるビルを目指して

          去年3月から自ら住みながら取り組んでいる、ラメール三条コレクティブハウス、先月で一周年を迎えました。 とてもいろいろなドラマがあり、波を乗り越え、悩んだり笑ったりしながら、今に至ります。 自分や人の住んでいるプライベートな住居であることや、立ち上げ段階であったため公にできる情報が少なかったこともあり、発信をあまりしてこなかったので、何をやっているかまわりにはあまり伝わってなかったと思います。 住人募集やイベント情報などの表向きの情報しかシェアしていなかったことや、悪い噂(私

          ラメール立ち上げから一周年。支援と繋がれるビルを目指して

          (簡易レポート)月一女子会・第一回目を開催してみた

          今年度から、月一程度で住人たちの女子会(男子もいてもいいけど、女子が多いので)を開催していこうと思っています。 やはりせっかくみんなで近くに住んでいるのだから、時々でもメンバーで集まって交流する機会を設けた方がいいと思ったので、ライングループで呼びかけてみることにしました。シェアハウスであれば自然と顔を合わせて世間話をする機会が多いものですが、個々のプライベートスペースがしっかりある住まいの場合は、集まる場を意識的に作っていかないと、なかなか会って話をする機会が持てないのです

          (簡易レポート)月一女子会・第一回目を開催してみた

          「引きこもり」当事者との交流

          新年度になりました。久しぶりの投稿になります。 昨年度、イベントをたくさんやったりして、思うこといろいろあり、書くべきネタはたくさんありましたが、Twitterに書き込むものの、まとめて文章にする気がなかなか起きませんでした。心の余裕がなかったのかもしれません。 秋から冬にかけては、(場を主催するストレスからか)私自身がうつ状態になってしまい、なんとか生きのびて生活するだけで精一杯という日々を過ごしていましたが、今はすっかりその状況を脱して、このようにネットで発信できるまでに

          「引きこもり」当事者との交流

          20221030 本当にやりたいことと方便のはざまで

          今日は少し、表向きのことではなくて、個人的な思いや感情を書いてみようと思う。 なにをやった、これから何をする、というのはツイッターの方で書いているので、そちらで。 こちらでは、ツイッターに時々書いている心情をもう少し深掘りたいと思う。 最近ミニネパールでいろいろなイベントを開催しており、Mがその担当となることが多い。 SNSやチラシ等での告知、集客から、場所の設営とかすべてのことを、一人で担当することも多い。 イベント中は気にならないけれど、終わると自分が疲れているらしいと

          20221030 本当にやりたいことと方便のはざまで

          20220718 「楽しむ」ということ

          だいぶ間があいた。 ラメールを舞台に、いろいろなことが起きて、「書くべきだ」と思うのだけれど、腰を据えて、まとめて書くことができていない。 今日はたまたま、Mはラメールにおらず、手持ち無沙汰で、ネットの接続も悪く、することが見当たらないので、noteでも書くか、とパソコンを開いてみた。 いつも、「あったこと」「ニュース」を書こうとすると、どうも事務的、義務的になって、面白くなく、書くのが面倒になってしまう。 なので、そういう義務感にこだわらず、その時書きたいこと(のうち、ラメ

          20220718 「楽しむ」ということ

          20220608ネパール人たちとの交流-現状を打破するきっかけ

          最近のラメールの様子。 1階テナントのネパール料理店「ミニ・ネパール」のオープンに向けた工事がラストスパートで、ネパール人オーナーや親族たちも出入りしはじめている。 Mはネパール人にこれまであまり接したことがなく、てっきりインド人と同じような感じなのかなと思っていたけれど、実際に接してみると、全然違うことがわかった。 インド人のようにガツガツした感じではなく、どの人も基本的に慎ましく穏やかな印象で、お金とか損得の話をそんなにしない。これには驚いた。 日本で例えるならば、大阪人

          20220608ネパール人たちとの交流-現状を打破するきっかけ