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【レシピつき】 世界のごはん vol.3 イギリスの車旅 B&Bのイングリッシュブレックファストに思いを馳せる


【はじめに】
こんにちは。私は過去に3カ国(オランダ、イギリス、香港)に住む機会があり、その間にたくさんの地に旅行に行くことができました。その旅の中で特に印象深かったのは、その土地の食文化に触れることでした。そこで、食を通して経験したことをいくつかご紹介をさせて頂きます。

【イギリスの車旅】
私は2年間、イギリスのマンチェスターに住んだ経験があります。ロンドンから電車で2時間と少し。サッカーで有名なマンチェスターユナイテッドや、マンチェスターシティがある街です。マンチェスターには結婚してから行きました。夫も私も留学での滞在で、学生だったので勉強で忙しい時はかなり忙しいのですが、夏休みや冬休みは比較的に時間がありました。そこで私たちは中古の車を購入して「2年間かけてイギリス国内を旅しよう!」と計画を立てました。購入した中古車はプジョーだったので「プジョ介」と名前をつけ(ネーミングセンスはゼロ)、2年間でイギリスのたくさんの街に行き、ロンドンの南部を除きグレートブリテン島の殆どを周ることができました。プジョ介、よく頑張った!

プジョ介くん

プジョ介は頑張りすぎてたまに動かなくなるというハプニングもありましたが(笑)それも良い思い出です。

夜にプジョ介が動かなくなった時は
さすがに焦りました(笑)

【イギリスのB&B】
イギリス国内をプジョ介で旅をした時に宿泊したのは、「B&B」と呼ばれる宿泊施設で、これは「Bed and Breakfast(ベッド・アンド・ブレックファスト)」の略になります。B&Bは夕食はついていませんが、朝食つきの宿泊施設です。私たちは旅の途中、夕方になるとその街でのB&B探しを始め、滞在可能かどうかの交渉をして、部屋が空いていたら宿泊させて頂きました。多くのB&Bは家族経営が多くて、家をリフォームして営業しています。そしてそのリフォームはそのご家族が行うことも少なくなく、たいていとても素敵なインテリアだった記憶があります。例えば、壁紙が花柄でかわいい、ベットのリネンがかわいい、ダイニングルームのインテリアや雑貨が凝っている、部屋が良い香りがする、お庭のガーデニングが素晴らしい等です。

コッツウォルズのB&Bにあったカフェ
ウェールズのB&Bのリビングルームにはテディベアが♡

B&Bの方に「インテリアが素敵なので写真を撮っても良いですか?」と質問すると、たいてい「撮ってくれるの!?もちろんいいよ!」と言って下さり、また嬉しそうにインテリアの説明をして下さることもあって、私もとても嬉しかったです。

スコットランドのB&B
スコットランドのB&B

私はイギリス国内を旅しているうちに『自分好みのインテリアのB&Bはどれか』と、私の野生の勘で(笑)B&Bの建物の外からも見分けられるようになっていきました(笑)

湖水地方のB&B、これは屋根裏部屋です
ウェールズのB&B

【B&Bの朝食】
私たちが滞在したB&Bの朝食は、パン、シリアル、ジュース、フルーツ、紅茶かコーヒー、卵料理やベーコン、ソーセージ、野菜等も提供して下さる場合が多く、これは「フル・ブレックファスト」と呼ばれます。更に詳しくご説明しますと、イングリッシュブレックファスト、スコティッシュブレックファスト、ウェルシュブレックファスト、またアイルランドではアイリッシュブレックファストと呼ばれます。ただ、最近ではもう少し簡単な朝食も増えているそうです。
今回のこの旅行記では、私がB&Bで経験した朝食を、わかりやすく『イングリッシュブレックファスト』と表現させて頂きますね。

私がはじめてイングリッシュブレックファストを食べた時の印象は「おぉ!これが噂のイングリッシュブレックファスト!」と興味津々でした。そして、焼いたトマトを食べたのははじめてで、その美味しさに感動したのを覚えています。

コッツウォルズのB&Bの朝食の様子

【私流、B&Bで体験した
イングリッシュブレックファストを再現】

それでは、私流ですがB&Bでよく食べたイングリッシュブレックファストを、再現してみようと思います。

イングリッシュブレックファスト

●ソテーしたマッシュルーム 
●ベーコン
●ソーセージ
●フライドエッグ(目玉焼き)
●ベイグドトマト
●シリアルとヨーグルト
●りんごジュース
●コーヒーか紅茶
●パン(ジャムとバター)

シリアルとヨーグルト
パン、ジャムとバター
コーヒーか紅茶、ジュース

このようなイングリッシュブレックファストが多かったと思います。さらに、お皿がかわいい、食器類やミルクピッチャーが銀製品など、個性が出ているB&Bもありました。

それでは、レシピです。
(材料)
【ベイグドビーンズ(4人分)】
●白いんげん豆の水煮(今回は家族が好きなミックスビーンズの缶詰を使いました)・・200g
●トマト缶・・400g
【ベイグドトマト(1人分)】
●トマト・・1/2個
【マッシュルームのソテー(1人分)】
●マッシュルーム・・3〜4個
●オリーブオイル・・大さじ1/2
●塩こしょう・・少々
【ベーコン(1人分)】
●ベーコン・・2枚
【ソーセージ(1人分)】
●ソーセージ・・2本
●オリーブオイル・・小さじ1
【フライドエッグ(1人分)】
●卵・・1個
●塩こしょう・・少々

(作り方) 
①べイグドビーンズを作ります。材料を全て鍋に入れて、まずは強火で煮て、グツグツしたら弱めの中火にして蓋をして、15分ほど煮込みます。途中でかき混ぜて下さい。蓋を取り5分煮込み、完成。

煮込みます

②ベイグドトマトを作ります。トマトを横半分に切り、耐熱容器に入れて、210度のオープンで15〜20分焼きます。
※各ご家庭のオープンの状況が違いますので、様子を見ながら焼いて下さい。

トマトをオープンで焼きます

③マッシュルーム、ソーセージ、ベーコンを焼きます。フライパンにオリーブオイルを入れて焼きます。ベーコンはオリーブオイルなしでもOKです。マッシュルームは、もし土がついていたら、濡れたキッチンペーパーをかたく絞って拭き取ります。マッシュルームは切らずにそのままころころと焼きます。

1つのフライパンで焼くと便利!

④フライドエッグを作ります。フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、卵を割り入れます。塩こしょうをして、蓋をして中火で焼き、お好きのかたさになるまで焼きます。

蓋をして、お好きな仕上がりまで焼きます

⑤お皿に並べて、できあがり!

イギリスに思いを馳せて・・いただきます♪

【最後に】
なつかしいイギリス、また近いうちに旅に出たいと思います。そして、美しい風景を眺めたり、あの時にプジョ介で訪れた街にまた行ってみたいです。
余談ですが、イギリスの旅ではたくさんの動物に出会えるのも楽しかったなぁ。また車で旅をして会いに行きたいです。

ウェールズの美しい風景
B&Bのお庭にやってきた小鳥さん
リスさんも可愛かったです
川沿いの街を訪れた時には
鳥さんと卵をすぐ近くで見つけて感動!
鴨さんも可愛かった♪

プジョ介で旅したイギリス、そして宿泊したB&Bのイングリッシュブレックファストのご紹介を通して、皆さんに少しでもイギリスに旅に出てみたいなと思って頂けたら、とても嬉しいです。

#わたしの旅行記


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