妄想好きの頭の中
「もしも〜だったら」と考えることは、誰でも1度はあるはず。
恋愛コンテンツ大好き、ラブソングの歌詞中の登場人物に自分を置き換えがちな私も例によって、そうだ。
「もしも曲中の歌詞に描かれているように、推しと推しと私で三角関係だったら」「私がこの恋愛リアリティショーの参加者だったら……」良い大人なのに、そういうことを考えるのが好きだ。
そして、そんな話をしても嫌悪を示さない限られた友人の前では、かなりの熱量で、このことを話す。ふと我に戻った時に「うわ、恥ずかしい」となるレベルで。
ちなみに、私が一番好きな妄想は、通称「星屑のスパンコール」ごっこである。
絶対に交わることのないステージ上と客席。そんなことわかっているのに「客席の片隅に君を見つけた」を想像してしまう。どんなファンサよりも見つけてくれて、気づいてくれて、目が合ったまま歌ってくれるシチュエーションが私的には尊い。
(そもそも1986年の歌にも関わらず、今のオタク観にも通ずるし、今のアイドルが歌っても成立するのってシンプルにすごい)
ちなみに妄想は「絶対に実現しない」であろうことを考えるのだから楽しい、と個人的には思っている。
少し手を伸ばせば叶うことなら、思い立ったが吉日。手を伸ばしてしまえばいいと思ってしまうからだ。もちろん全部が全部、そうはいかないことなんてわかっている。でも、少しの行動でぐっと近づくことも私は知っている。
だからだろうか、実は私は現実社会における妄想はほぼしない。それは「やりたい!」と思ったら、わりとすぐに手に入れちゃうから、もしくは諦めるからだ。
だから将来やりたいことを聞かれたときほど困ることはない。びっくりするくらいないし、前までそう思っていたことはだいたい今手にしている。
以前、久しぶりに会った近親者からも「あなたはやりたいって言ったこと、全部やっているね。羨ましい」と少しだけ毒を含んで言われたくらい。
そんな私がずっとやりたいことは、やはりラジオのパーソナリティになることくらししか思い浮かばない。ありがたいことにTBSラジオに2回出させていただいて、ラジオの裏方としての面接も受けて(落ちたけど)、Voicyも開設して(再構築中だけど)、それなりに近づいてはいる気がするものの一向に距離は縮まらない。
小学生の時、スキー合宿で教頭先生から「絶対になれるよ」って言われたんだから、正直叶えたい。もうその教頭が今何をしているかすらわからないけど。
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