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ごはんなにする問題

「ごはんなにする?なに食べたい?」
幾度となく繰り返されるこの言葉だが
地雷が多いのは周知のとおり。

ご多分に漏れず、自分もキレた。
パートナーもキレた。
ケンカになった。

自分は食べるものやお店のこだわりは強いのだろう。「気分じゃない」「胃が悪い」などの理由でその時々によって食べられないものが一定ある。

それでも「便宜上」、「なに食べたい?」と聞いてみる。独断で決めることは違うと思うから。
が、前述のとおりタイミングが違うものは食べられない。
聞いておいて「その気分じゃない」と答えることがある。ことは認める。
いつからか、パートナーに「なにたべる?」と聞いても「自分が言ったことは却下されるから」と言われることが続いた。

最初はまあまあ、と言っていたがあまりに続くから、キレた。
わたしなりに相手の食べたいものやお店の提案に乗っていたと認識してたから。
毎日のごはんも「何食べたいかな、お肉たくさんがいいかな」と相手のことを考えて作ってたから。
わたしが提案する時には「相手はこれ選ぶかな」を交えた提案をしてたから。

相手の言い分はでも「自分の意見は却下される」。

わたしは全て「察して」「勝手に先回りして」差し出していたのだ。自分のプールと相手のプールを混同して。

相手は純粋に、「何食べたい?」と聞かれたから「自分の食べたいもの」を、本当に純粋に答えていた。
わたしは当然の如く、「私はあなたのことを考えて伝えてるから、あなたも私のことを考えて意見を言うよね」と思っていた。
すれ違いと、私の「察して」と「勝手な先回り」。

振り返ってみると、母がそうだった。
「何食べたい?」と聞かれて「あじの開き」と答えると「先週も食べたじゃない」と却下される。
「旅先でどこ行きたい?」と聞くと「分からないから」と言われるが、ここは?と言うと「そこ遠くない?」と言われる。
自然と相手が言って欲しいことを選んで言うようになってたのだろうし、自分がそうだから相手も同じはず、と勝手に思っていた。

疲れた週末。
でも
プール理論が見えてきた。

自分の感情を大切にすること。
相手の感情も大切にすること。
相手に立ち入らないこと、自分の泉を大切に立ち入らせないこと。
匙加減はまだ難しいけど、
がんばりたい。

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