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不登校と中学受験④家族の応援する気持ちは伝わる

私たちの住むところから、娘が決めた受験する中学校は片道5時間かかりました。学校見学会、入試対策、試験日、面接日と、複数回あるものも全て通いました。家族全員での長時間移動と宿泊は、今思えばなかなか経験できない楽しかった時間でした。

朝日が登る前に出発したり、帰ってくるのが夜遅くだったり、仕事の後に出発したりと運転する夫も疲労の様子もありましたが、思春期で、尚かつ不登校という扱いが難しい存在であった娘と、自然と話す回数が増えていきました。

私が問題集を持ちながら、一問一答スタイルで移動時間を過ごしたこともありました。受験する張本人がなかなか覚えられない問題を、次女が覚えてしまうということもあり、クイズみたいに問題に挑戦し楽しく覚えることができました。昔とは答え?答え方?が変わっているものもあり、私自身も、へぇーそうなんだ!と新しい発見に興味深く問題集を手に取って見ていました。

試験のチャンスは合計で3回ありました。

1回目の試験までには、全部の範囲は終わりませんでした。無謀かと思われた試験、娘も終了後は『微妙だった...』と。でも、『全くダメ』ではなく、『微妙』ということは出来そうと思えることがまだあったのでしょう。自分に足りない部分の勉強を、この時からさらに自分で進めていくという時間が増えてきました。

『試験が終わったあとどんな状態だったら良さそう?』

『受かって中学に行ったら何したい?』

『中学校生活を送ったあと、何でもなれるとしたら何になりたいの?』

...『(、、、、)』

未来を聴いて今の原動力に、と思って幾度となく話しかけましたが、その時は返答なし。娘にとっての今は、日々のYouTubeやTikTok、そして推しの配信の楽しみと共に、自分で実感した、足りてないことをコツコツと進めるのが良さそうでした。
コーチングを学んだ私としては、ビックな夢を描き力強く進んで欲しいという希望があったけど...心の中でその気持ちを持って応援することにしました。

...

2回目の試験。
この試験で通らないと、次は難易度が上がると聞いていました。娘の様子は、至って何も変わらず。1回目の試験の時に、試験会場に到着後開始まで1時間ありましたが、問題集も何も持たず行ったので何もすることが無かったと学び、会場へ一応問題集を持参していきました。
焦るのは私のみ。平常心で試験に向かう姿は、とても尊敬しました。
終了後『微妙だった...』と、1回目と同じ反応。。手応えというのは、自分でもはっきりとできた感覚がないとなかなか感じにくいし、合格ラインに届いたか分からないというのも、はじめての受験なので、何ができた、何が出来ないなのか実感する基準が少ないので当たり前かと思いました。

よって、結果発表までハラハラドキドキするのはまたしても私のみだったような気がします。

そして、、、2日後にオンラインで確認出来る結果は、【合格】でした!

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