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自宅出産に対する家族の反応

助産師さん立ち会いのもと自宅出産をして、その後も助産院との繋がりが続くことがあります。多くはおっぱいトラブルや腰の痛みの駆け込み寺であり、同じように出産したお母さん達が集う場所でもありました。今日はそういう場で聞いた、自宅出産に対する他のお母さんの家族の反応も合わせてお伝えします。

1. 何かあった時に心配

これは最もよくある反応で、助産師さんからも予めフォローを受けました。

分娩中の胎児の心拍低下や大量出血など、出産の時は何があるか分かりません。自宅出産や助産院での出産は、連携している病院での度重なる検査の元、全く異常の無い産婦のみ可能となるので(逆子や週数超過の場合も大事を取って助産院では産めないことになることが多いです)自宅での出産中に何かあるということは元々少ないのですか、それでも何も無いとはけして言えません。

なので、ご家族が心配して反対するのももっともです。自宅で何か異常があった場合は救急車で病院に搬送となりますが、これに対しては「何かあった時は病院でも大変なこと」と言われました。

うちの両親は、楽観的なのでその説明で納得していました。

比較的心配性の夫の両親は、これは特殊な事情なのですが、たまたま助産師さんが夫の父の元部下だったので、信頼してOKということになりました。これはとてもラッキーでした。


2. 自宅は病院に比べ不衛生

これは医療者である夫の父も助産師さんも口を揃えて否定していましたが、家庭にいるのはせいぜい常在菌。基本的に体調の悪い患者さんが出入りする病院の方が、特殊な病原菌に出会う可能性が高くよっぽども「バッチい(助産師さんの言葉より)」と説明を受けました。だから、病院では皆さん衛生面に細心の注意を払っているのだと思います。

ちなみに「私が自宅出産を選んだ理由1」にも載せましたが、うちには猫が2匹います。助産院でも、猫を飼っていました。(入院さんのいる部屋とは隔離されています)


3. 上の子がいると産褥期に大変

これは大変もっともな意見です。私も、2人目の出産後につくづく、つくづくそう思いました。産まれたばかりの我が子と二人きりで心を通わせる時間をたっぷりもつためにも、そして何より満身創痍のお母さんの体のために、上のお子さんがまだ小さい場合は、あえて入院での出産を選択することに私は賛成です。

うちは2歳半差での出産で上は幼稚園に入ったばかりで不安定な時期。夜はお母さんにピッタリくっつかないと眠れず、授乳もしていたので、産後に寝る姿勢が悪くなってしまい産んで2日でスッカリ腰を痛めてしまいました。


4. 周りに同じような人がいないから心配

自宅出産は、なんと全体の0.1%という超マイノリティです。周りにいなくて当然。しかし、1.でもお伝えした通り、自宅で産みたくても残念ながら産めない人も大勢います。それが可能というのは滅多にない素晴らしいことなのです。その権利を行使してみて、こうして伝えていくことで、今後もっと自宅出産がメジャーになる可能性はあります。まずは、助産師さんとよく会って話して信頼を深めることが大切だと思います。










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