安倍自民党信者は棚に上げがち

ツイッターを見ていると、安倍信者と安倍アンチが、互いに極論を振りかざしてよく喧嘩している。安倍信者は野党議員の無能さを指摘し、いつまでも民主党政権の批判をする。安倍アンチは、何でも安倍のせいにする。本当によく見る光景だ。

今回は安倍信者がいつも棚に上げていることについて書きたい。

安倍信者は、やれ民主党政権はクソだったとか、野党はヤジや、いらない追求ばかりで給料泥棒だと主張する。今話題の桜を見る会の追求にも、「もっと他に大事なことがあるだろ!」と平気で宣う。でもちょっと考えてほしい。

今の日本を作ったのは自民党であることを忘れてないだろうか?

これまで日本を率いてきたのは間違いなく自民党で、他の先進諸国に後れを取り、20年を失わせたのも自民党である。その絶対的な事実に目を背け、戦後70年のうち、たった”3年間”しかない民主党政権のせいにし続けるのはあまりにも滑稽ではないだろうか。

もう一つ私が言いたいことは、本当によく目にする、「もっと他に大事なことがあるだろ!」という主張についてだ。桜を見る会の追求が始まった頃、つるの剛士なんかも、こう書いている。

桜を見る会なんか、というのは分からないでもない。しかし、こう主張する自民党信者の論調からは、「洗いざらい説明して、疑惑を払拭すれば良いだけ」、という当たり前のことが抜け落ちてしまっているのだ。安倍始め、自民党議員たちが、しっかりと説明して、野党の追及が的外れであることを指摘すれば良いだけなのに、そのことを棚に上げてしまっている。それでいて、野党ばかりを批判するのだ。

実際、安倍政権は野党の追及に対し、招待客コードの意味はわからないと言い、名簿はシュレッダーにかけてしまったなどと嘯いている。挙句の果てに安倍は、シュレッダーにかけたのは「障碍者だった」などと宣った。正体ここに現れりである。

そもそも、桜を見る会の何がいけいないかというと、会そのものではない。森カケ問題から続く、上記のような政権の隠ぺい体質こそが問題なのだ。財務省が公文書を偽造し、全ての信用を地に落としてしまったのに、麻生のじいさんが何食わぬ顔で大臣を続けていることの異常さと言ったらない。政権が国家権力を私物化しようが何をしようが、辞任一つせずにのうのうとさせてしまっている現実は、有権者の敗北、日本人の敗北と言っても差支えないのではないだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?