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社会人の心理院受験勉強法(中堅校向け)

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我々社会人にとって、特に心理学初学者にとっての心理系大学院の勉強は結構大変です。仕事や家族を横目に時間が限られる中、なにをどこまでどのくらいやればいいのか、どの参考書やサイトを参… もっと読む
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社会人の心理院受験勉強法(ツール編)

iPad Pro+GoodNotesしか勝たん  基本的に私の院試勉強はiPad+GoodNotes中心だった。 iPad Proは12.9インチ。この大きさだと画面分割しやすいし、小さい文字の印刷物も読みやすくできる。(☟特にお世話になったYouTube)  周りの受験仲間にはいなかったが、最近の大学生や受験生はこのやり方をしている人が増えているようだ。私が世話になっている整体の先生も、通っている鍼灸の学校で使っているとのこと。 予備校で使った参考書や問題集、キ

社会人の心理院院試勉強法①(英語編)

 難関校に合格したわけでもなく、余裕で合格したわけでもないので、正直、私がお伝えする勉強法がお役に立つかは甚だ疑問だ。なので、私などに聞かず、他のnoteにある国立校に合格された方や、予備校の先生達に聞いてみるのが一番だと思う。  私自身は院試の勉強を始めてみて、何をどのようにどの程度までやればいいのか、わからなかった。予備校の先生に聞いても「そこまでできれば苦労しないし!」という高いレベルのことやざっくりしたことしか教えてもらえなかった。例えば、英単語は心理院単を全部頭に入

社会人の心理院受験勉強法②(心理用語編その1)

大学院別の出題難易度  英語の勉強と異なり、頭を悩ませたのは心理学の勉強。 基礎心理から臨床心理まで範囲が広い。広さだけでなく、深さも求められるのがやっかい。  各方面から失笑を買いそうだが、大変大雑把に言えば、大学院別の心理学試験の難易度はこんな感じ。ここで言う「知識」というのは「用語説明」で、「理解」は「論述(小論文)」「事例」「統計・研究」を指す。 A象限:国立・人気校(ムズい・マニアック) B象限:その他の心理院(記述系) C象限:その他の心理院(選択系)  申

社会人の心理院受験勉強法③(心理用語編その2)

用語説明のまとめは面倒  社会人の心理院受験勉強法②(心理用語編その1)では用語説明問題の分析や勉強法などを述べた。ただそこでもう一つ肝心なことを書いていなかった。用語を200字にどうまとめるか、ということだ。前回の投稿にあるように、出題される用語はある程度は参考書や過去問などを参考に絞ることができる。  では、参考書等にその用語がすべて200字でまとめてくれているか、というとそんなことはない。定番の「河合塾キーワード100」だって100語だ。(というか、そういう参考書があ