どうも。こみっくです。

イメージしてみましょう。
月曜日の朝です。
週初め、なんだか気持ちがあがらない。
あなたは朝教室で子どもたちが登校してくるのを待っています。
子どもたちが教室にやってきました。
子どもも少し気が重そう。

さて、ここであなたはこの子になんと声をかけますか。
たいていの方が元気よく「おはよう！」と言うことと思います。
それもいいです。
教師が元気であいさつすること、非常に大事。

そんなあいさつにもう一工夫してみませんか？
僕がここで皆さんにおススメしたいのが「二言あいさつ」です。
二言あいさつとは、「おはよう！」のあいさつの後にもう一言付け足すというものです。（そのままやん・・・）

例えばこんな感じ
「おはよう！お、髪切ったんだね。春らしくていいね！」
「おはようございます。昨日先生○○君の好きなアニメをみたんだけどさ・・・」
「おはよう。今日花粉ひどくない！？」
「おはよう！今日は朝ごはん何食べたの？」
といった具合です。

「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、これが意外と効果が絶大です。
あいさつをあいさつだけで終わらせるのではなく、会話のきっかけにする。
子どもたちはこの話題に乗ってきます。
自分の好きな話題や教師と共通性がある話題ならなおさら。

またこんな現象も起こります。
A君と二言あいさつで昨日のサッカー日本代表の試合の話をしている時。
同じくサッカーが好きなB君が「俺も見た見た！」と教師とA君の会話に加わってくることがあるのです。

こんな時が来たら大チャンスです。
教師は3人で話をしばらく続けて、そのうちスーッと身を引きます。
A君とB君二人の会話の時間にしてしまえばいいのです。

普段あまり話さない子達同士でこんなシーンがあれば、これはもう大大大チャンスですよね！
教師が話題を提供して「あとはお二人でごゆっくり」と教師はその場から身を引くのです。
（僕はこれを「お見合い仲人大作戦」と勝手に呼んでいます。）

そしてこの「二言あいさつ」をさらにグレードアップさせたのが
「オンリーワン二言あいさつ」です。
あなただけにプレゼントするあいさつです。

と言ってもすることは簡単。
「名前を呼ぶ+あいさつ+二言目」です。

例えば
「Cさん、おはよう！今日の体育のリレー頑張ろうね！」
といった具合です。
あいさつをする相手の名前を付けるだけ。

これはカクテルパーティー効果をねらったあいさつです。

ざわざわしている場所であなたの名前だけはっきり聞こえるという経験をしたことはありませんか。

これがカクテルパーティー効果です。
自分の意識していることは印象にはっきりとつきやすいのです。

つまり、名前を呼ぶことで相手を引き付け、相手の心を満たすことができるというものです。
名前とは最も響きが良く、人にとって聞きやすい言葉ということです。

あいさつをあいさつだけで終わらせない。
これが「二言あいさつ」の最大のねらいです。
ちょっとした+＠が教室に明るさをもたらすとしたら・・・。
是非、明日の教室で「二言あいさつ」をしてみませんか？

ちなみにこれは家庭でも応用可能です。
パートナーに「おはよう。今日もきれいだね。」とあいさつをすると家庭が円満になるとかなんとか・・・。
知らんけど。