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#40 卒業の日に感じた学級通信の可能性

どうも。こみっくです。

先日、卒業式がありました。
今の勤務校に赴任したのが3年前。
4.5.6年生と3年間持たせてもらった子たちの卒業式でした。

とても温かみのある卒業式で、最後の呼びかけや歌の場面で号泣してしまいました。

これで終わっちゃうんだなあと思うと、涙が止まりませんでした。

そんなステキな式だった訳ですが、式が終わった後に最後の学級指導がありました。
そこで何を伝えようか、と前日まで悩みました。

結局最後は「学級通信を読み語って終わりにしよう」と決めました。

今年度、そんなに数多く出してきた訳ではありませんが学級通信を「語り」のアイテムとして使ってきました。

彼らに言葉を届ける時にこれを使わない手はありません。

以下、実際に配った学級通信最終号です。

自分なりの想いを言語化して、子どもたちに伝えました。

すると、目を疑うような光景が眼前に広がりました。

なんと、僕が読み語っている学級通信を聞きながら泣いている子がいたのです。

びっくりしました。
今まで学級通信を何回も作って読んできましたが、こんなことは初めてでした。

もちろん、この日が卒業式という節目でありいつもとは違う日だということは大きく影響していると重います。

しかし、それを加味してもです。
僕が読み語っていることで涙している姿を見て、こんなことあるんだ…と思ってしまいました。

改めて学級通信の可能性、語りの可能性を感じた瞬間でした。

働き方改革が叫ばれる昨今の教育現場。
学級通信は「必ずしないといけないもの」ではありません。
もしかしたら、働き方改革に逆行するものなのかもしれません。

ただ、ですよ。
自分が紡ぎ出した学級通信で、子どもの心が少しでも揺れ動き、豊かになるものだとしたら…。
僕は学級通信にはすごいパワーがあるのではないかと思います。

学級経営をする時に何を軸にするか…はよく聞く話です。
レク、百人一首、スピーチなどなど。
それぞれの先生の強みを生かした学級経営があることでしょう。

そこに学級通信の力を借りてみる。
学級通信は間違いなく学級経営の骨子を担うものだと思います。

僕は今回の卒業式で学級通信の力をまざまざと感じました。

来年度学級通信をまずは100号出します。
少しでも子どもたちに自分の言葉が届くように。

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