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大村御殿の角なかい 耳切坊主が 立っちょんど

A「えー(おい)、死なすよ(ふざけんな)!押さんけ(押すな)!」
B「べー(違うぜ)、押してないよやー(ぜ)」
A「ゆくさーやー(お前嘘つくなよ)!」
B「べー、ていうか後ろ来てるば(のか)?」
A「はっ?Cがー来てないやんに(んじゃね)?」
B「ええ(おい)!Cーまーによ(どこに行ったんだよ)!?」

ーーー

沖縄の中部に位置する宜野湾市には、ユタの三大修行場の一つ「大山貝塚」という霊域がある。
そこには小さな祠があり、その祠の横にある洞窟は”死の世界”に繋がっていると言われている。
地元では有名な場所で、若者がふざけて肝試しに行くと事故に遭う、鞠をつく子供の霊が出て鞠を受け取ると死ぬ、など様々なうさわがある。

ーーー

A「えー(おい)あれなんか(なんだろう)?」
B「はー(なに)?なんも見えんぜ(なにも見えないぜ)?」
A「えー…なんか黒いの動いてるやっさー…(何か黒いものが動いてるぜ)」
B「やばいやんに?(やばいんじゃね?)」
A「えーやったー逃げれ!(おい、お前ら逃げろ)」

ーーー

男「そういえば大山貝塚の話聞いた?」
女「なに?」
男「Aたー(達)が夜大山貝塚に行ったみたいで、変なの見たからみんなひんぎた(逃げた)らしいんだけど、あったー(あいつら)あの後みんな事故ったらしいよ」
女「はーや…(そうなんだ)」
男「昼間なら大丈夫だと思うから行ってみる?」
女「マジで?…いいよ」

ーーー

男「ここかな?」
女「そば基地だね」
男「看板見てみ…(見てみなよ)」
<ここは霊域につき、この先に立ち入る方は、命の保証が出来ません。宜野湾市大山自治会>
女「…」
男「うかーさいなー(怖いよな)」
男「そっちなんか階段あるな」
女「行ってみる?」
男「昼間なのに結構暗いな」
女「ねー」
男「あーあれやんに?(あれじゃない)」
女「あー」
男「これが例の祠な」
女「横に洞窟あるのかな?」
男「あーこれやんに?(これじゃない)」
女「結構深いね」

ーーー

男「大山貝塚結構小さいな」
女「もう帰る?」
男「だーあるな(そうだな)」
女「あれ?向こうにいる子誰かね?」
男「は?」

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ウエサト トモム

フリーのマンガ編集者。元ストリートダンサー。それ以外はファッションと物とマンガに力がこもってます。音楽はHIP HOPからアラブ音楽まで。バンドもやってた何でも屋です。

ものぐるほし

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