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【エースの条件】「はやさ」を制する#5

こんにちは

このシリーズ最後になりました。
この#0~#5までを完全に使いこなせたら
社内で「最速」の名を冠することは簡単でしょう。

今回のテーマは「変わり映え」です。

複数案出すよう言われたとき
あなたはどう感じますか?

そんなでねーよ…
そんなに出るかな?
意味ある?

少なくともポジティブな感情は出ません。
私は複数案出すとき勝手に3~4案自然と出てきます。
「勝手に」がデザイナー脳なのかもしれませんが、
思考としてはこんな感じ。

#0~#4までの内容を実践していると
予測しながら①をスタートさせるので思いついたら
アートボードもしくはページごとコピーして
②案目をスタートさせます。
気づいたら次、気づいたら次、と
途中でも思いついた方を進め、もとはとっておきます。
なので一日の終わりには
4案すべて進捗30%の状態が出来上がります。
案数ができて、すべて動き出しているのであとは埋めるだけ。

少し長くなりましたが
ここからは本題に入ります。
「変わり映え」を分解してみると
以下4つのパターンの組み合わせが
変わり映えにつながると思います。
それではいきましょう。

●タイトルの位置

①ひらがな・漢字のパターン
②カタカナ・英語のパターン
タイトルの置く位置は①は縦も使えるので幅が広がります。

●フォント

ゴシック・明朝・癖のある太めのフォント
この3つを固定しましょう。ゴシックは場合によっては丸ゴシックや
癖のあるフォントは内容によって
ゴシックにかぶらないように注意しましょう。

●白ベース、写真、イラスト

シンプルな装飾少なめの白を多く使った「白ベース」
写真を背景に大胆に使った「写真案」
イラスト(ベクタデータ)をメインに使った「イラストベース」
一番パワーバランスのいい組み合わせかと思います。

●全体の色味

これは感覚の問題なので私も煩わしく思うのですが、
例え5案出しても、紙面の70~80%に使われている色が近いと
クライアントは選択権がなく面白くないです。
「手を抜いてる」、「使いまわし」感があり
「色を変える」でもお話ししましたが
わからない相手に
この5種類の青から好きなものどうぞ!
といわれても難しいですよね。

でもデザイナーからしたら
その色が一番その広告を表現するのに
適していてすべて「ちがうのも」なんですけどね。

例えば青についての企画展
「アオノセカイ」とかなら話は別ですが。

紙面の70~80%といいましたが
パッと見て違う色を使うことを心がけましょう。

まとめ

「全体の色味」で色についてお話ししましたが
位置・フォント・テイスト(白ベース、写真、イラスト)
でも同じことが言えます。
つまり
位置・フォント・テイスト・色をかぶらないように
提案すると複数案の意味や効果が出ます。

横書き・ゴシック・写真・緑
斜め・癖文字・イラスト・赤
縦書き・明朝・白ベース・黒
などなど

最初にピンときたものから始め
派生させていく流れになります。
ぜひお試し下さい。

では

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