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フレームワーク実装TA

早く「対あり」って言いたい。


これ以前の日記で辿ってきたように、脳の特性的に、①情報のインプット時に言葉が文脈から剥離し意味を失う②特定の文脈上に言葉をまとめ上げることが困難な私にとって思考や実践のフレームワークが大きな意義を持つことがわかってきた。

フレームワークは日常の構造化を可能にし、それによって私の社会生活上の困難が大幅に改善されそう、ということも書いてきたつもり。


しかし今度は、実際それをどのようにして活用できるようにしていったらいいか、ということが課題として持ち上がってくる。

これに対して現段階では、あまりにもありきたりでなんの捻りもなさすぎるけれど、ひとつひとつその場でフレームワークの利用を試していくのが良いと思っている。

少しでも困難に感じたり、先送りにしたい感情が湧いた場面で、まず一度立ち止まり冷静になる。

それは放っておけば、強い無力感=「そうだよね、私はこれまでいつもここで躓き続けてきた。だから今回もダメだろう。」に変わる。(それはこれまでの経験が繰り返し証明してくれている。)

そうなる前に、フレームワークで補助線を引いてあげる。

作ったフローチャート通りに、決めた順番・決めた時間を厳守して、とにかく先へと進める。

そうして成功した体験を繰り返し味わうことによって、自信と、精神的に穏やかな生活と、夢と、とにかくその他諸々が手に入る。

たとえば、私はメールを送るのが極めて遅い。数日寝かせることすらある。初めて連絡する相手に対しては尚更。どう書いたらいいかわからないのだもの。

どんな文体で、どんな言い方で、レイアウトは?これを言いたいのだけどなんで言えばいいのか、……これならまだいいけども、

前回書いたように、私の脳の特徴で意味が分解されて、そもそも文体とは何?文字をどのように組み合わせればこの単語を書くことができる?みたいな問いにまでなってしまったら収拾がつかなくなる。

だからここはできるだけ早い段階でフレームワークにヘルプ、もとい丸投げする。



しかしここにいろいろな課題や疑問がある。


まず、実践上の課題として、「フレームワークとは何?このフレームワークはいつどんな場面でどのように活用できる?」といった疑問が当然湧く。

導入の意義(Why)がわかっても、他の疑問(What, When, Where, How)に対する明快な答えが出ていなければ、今すぐに納得感を持って実行することができない。かといってここに時間をかけていたら、メールを送るという目的は、履歴書を書くという目的は、……、永遠に達成されない。

じゃあ私はどうするか。対話AIにそのままぶん投げる

「(背景となる経過を説明後、)今なんとなく行き詰まっていて、その具体的な理由はわからないのだけど、思考のフレームワークを使えば簡単に解決される物事に躓いている気がしています。どのような可能性がありますか?」だとか、

「そのフレームワークの具体的な活用方法を、今私がつまずいている〜の問題の解決をテーマとして手引きしてください。必要に応じて別のフレームワークを用いても構いません。」のように。

私はCopilotさんを頼った。たまに人間的すぎて鬱陶しい時があるけれども、詳細に指示することで、自分の状況にカスタマイズされたアドバイスが降ってくる。

ポイントは、AIから提供される情報の正確性が多少低くても、実行に必要な最低限の要素が埋まったと感じた時点でノートに書き取り、実行フェーズに移ること。

早さが大事みたい。脳内で意味が拡散する前にやる。



もっと引いた目線での根本的な課題もある気がする。

対処方法とするには些か根性論すぎるしマッチョすぎないか、という点。

これは本当にそうなのですよね。

体力を激しく消耗する。なぜなら一つ一つの行動の前に構造化プロセスを挟めるか考え、慣れない思考をひたすら繰り返すことになるから。

もうなんか仕方ないとしか言えない。結局「やればできる」みたいになってしまう。

「私の場合は強力な動機づけでここを突破するために、これまたフレームワーク(「ヒーローズジャーニー」や「SWOT分析」)で、取り組む意義を明らかにすることで対処しました!」

……などと言っても、心身にかかる負担は拭い切れるものではないし、文面を見れば分かる通り、非常に暑苦しい感じがする。「やればできる!なぜやらないんだ?」的な。

まぁでもせめて「やる理由を明確にする」。つまり動機をはっきりさせると鎮痛剤になるらしいです、と思って(主に自分に対して)お茶を濁している。

だからこの課題に対する明確な解決策は、今のところ、持ってない

でも、フレームワークを駆使して「やればできる」の「やる」ハードルをいくらでも引き下げることができる気はしている。


たぶんこれ以外にもまだ課題だらけだけど、強い動機のゴリ押しでしばらく進めてみることにする。

早く「対戦ありがとうございました」になりたい。さっさと、ある程度構造化できてしまえば、
「私はフレームワークを使ってるよ、あなたも使いなよ。便利なんだからさ。え?使わない?なぜ使わないの?思考はまとめることが大事であって、それによってヴァリューを生みやすくなるよ。え?ヴァリューは必要ない?何をいってるのかわからないよ。だって生きていくこと=ヴァリューを生むことでしょ?」
みたいな近視眼的で本末転倒な思考に入っていかなくて済む。
早く「不気味の谷」を出る。そうすれば生活を楽しむ余裕が生まれてくるはずなんだ。きっとそのはず。

後で書くけれど、構造化と個性の消滅はイコールではないみたいだし。個性を活かすために構造化を実装する。なるべく早く。

おっと、「なるべく」じゃダメなんだったよね。今日中に。

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