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取材記事

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生活ニュース・コモンズの記者が独自取材した記事をまとめています。
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記事一覧

性風俗業界のこと、10代の子に知ってほしい 実体験を基にした「時給7000円のデリヘル…

10数年前、24歳の時にデリバリーヘルスに勤めた女性、つばきさんが、体験を基にした著書「時給…

「神様が人間にくっつけた病気だったら光栄じゃないか」 ハンセン病療養所で86年暮ら…

岡山県にあるハンセン病療養所長島愛生園で暮らす96歳の宮﨑かづゑさん。 ハンセン病とともに…

差別と向き合ったら新しい景色が見えるよ 日常生活の中で、ママ友や子どもに部落を伝…

両親は関西の被差別部落の出身。でも、自分は「部落差別なんてない」と思われがちな東京の、被…

議員になって、見えたこと 政治、選挙、多様性…秋田の女性議員が語る

 先日、ある研究者に「秋田県は女性の人口流出がとても多く、研究者の間で非常に注目されてい…

賃金格差、堕胎罪、夫婦同姓……女性差別の課題が山積 私たちには「選択議定書」の批…

国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)の日本報告審議が今年10月、8年ぶりにジュネーブで開かれま…

「国民は増税、自民は脱税」 インボイス廃止求め、100万筆署名を開始

「私たちは1円2円が問われるのに、億単位の裏金ってなんだよ!」 3月締めの確定申告に追われる…

トランスジェンダーのリアルを知る㊦

前回の記事はこちらです 修正に次ぐ修正で後退した理解増進法  2023年6月、理解増進法、正式名「性的指向およびジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」(※1)が成立しました。この法案をめぐっては、性的マイノリティの当事者から「後退である」という懸念の声が上がりました。  この法案の経過については、報道でご存知かもしれません。まず2021年、東京オリンピック・パラリンピックを開催するタイミングで一度、超党派で法案を提出する機運が高まりまし

トランスジェンダーのリアルを知る㊤

 講師は時枝穂(ときえだ・みのり)さん。東京都北区で多様性を推進する市民団体「Rainbow T…

「人間関係の強制」共同親権に高まる批判  反対ある要綱案、多数決でまとめる

離婚後の親権のあり方などについて検討する法制審議会(法務大臣の諮問機関)の家族法制部会が…

共同親権に慎重論相次ぐ 「別居親の親権より、経済的支援を」 国会で超党派勉強会始…

離婚後の「共同親権」の導入をめぐり、法制審議会家族法制部会が取りまとめた要綱案は、2月15…

「雇い止めをなくしてほしい」 非正規公務員Kさんの声

 「会計年度任用職員」を知っていますか。 自治体などの公的職種で働く非正規の公務員です。…

残業代割増率アップなど労基法改正を クオータ制、経済界から政治へ

超党派の女性国会議員が隔月で開いている「クオータ制(※1)実現に向けての勉強会」が2月6日…

黙っている間に殺される人たちがいる――ガザ即時停戦を求める広島の声

 イスラエル軍がパレスチナ自治区・ガザ地区に侵攻を始めてから、まもなく4カ月となる。国際…

「忘れない」「先例にしない」 群馬県が県立公園から朝鮮人追悼碑を撤去

 群馬県が1月29日、県立公園「群馬の森」(高崎市)にある朝鮮人追悼碑を行政代執行で、撤去しました。追悼碑には戦時中の強制動員・徴用で亡くなった朝鮮人犠牲者がまつられています。2004年に県議会が全会一致で設置を決めたものです。この20年の間に、戦争の記憶の風化が進み、日本の加害性を見ないようにする歴史否定論がはびこりました。その苦い帰結の象徴のような出来事です。碑の撤去を悪しき先例にしてはならない——撤去前日の28日、追悼碑に心を寄せる人たち約200人が、碑の前で朝鮮人犠牲