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ベンチャー起業からのゾンビ企業化

ある投資会社のネット記事を見るともなしに見ていると「ゾンビ企業」という言葉が出てきた。もちろん聞いたこともあるし、見りゃあなんとなく意味はわかる言葉だけど、改めて調べてみると「経営が破綻しているにもかかわらず、金融機関や政府機関の支援によって存続している企業・会社のことである。」とある。
なんだうちのことじゃん。改めて言うことでもないけど。

そんなゾンビな会社を存続させる意味ってなんだろうと思うけど、多くの負債があり「やめるにやめれない」というのは当然として、ステークホルダーの人たちももはやゾンビ化しているのはわかっているけど「やめさせるにやめさせられない」というのもある。

事業の発展や存続に期待して投資した人たちが「もうあきらめていいよ」「よく頑張ったね」なんてもちろん言うわけないけど、会社の惨状を見て見ぬふりして、いざ破綻すると言ったら癇癪起こして詰めたり、詐欺師呼ばわりしたりする。

ベンチャー投資にはリスクがあるのは誰しもわかっていることだけど、いざ自分のベット(bet)が紙クズになると思うと、プロの投資家ですら多少動揺し抵抗するんだなと、彼らの言動を見て知った。プロでもそうなんだからエンジェルと言われる個人の人たちは当然動揺し、経営者である僕を罵倒し、なだめたりすかしたりして、親族から金を借りてでも続けさせようとする。

そんなゾンビ状態で会社を存続させたって、誰も幸せにならないんじゃないだろうか?

皆が0.01%は期待していると思われる奇跡はほぼ起こらない。ゾンビが人間に戻る物語がほとんどないのと一緒で。


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