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ひま馬の時代

ひま馬とは、高校卒業後浪人中でひまそうにしている姉をからかって小学生の私が描いたキャラクターです。

フォローしてくださっている方は、ひま馬ARのGIFをフォロー申請のときに目にしているはずです。これはらくがきARというアプリで作った、動くひま馬です😉

人生のひま馬時代

姉をからかっていた私自身も、その後浪人生活を経験しました。ひまでポケっとしているように見えても、自分がまだ何者でもない不安感とか焦燥感とか、内面はけっこう大変なんだなということがわかりました。

今振り返ってみると、そのような何者でもない時代、自分が世の中に必要なのか不安になる時代も必要なんだなと思います。若い時だけでなく、病気した時や定年退職後など、誰でもいつでもそういう立場になる可能性があるわけです。そして、そういう立場に置かれた時にこそ見えてくるものがあるように感じます。

私は今日一日無事に生きていたというだけで十分世の中に貢献していると思っています。飲食して呼吸して動くだけでも、「地球を回す」微力ではあるものの着実な一員になってるわけですから。

人生のロスタイムというのは必要だと思います。むしろ、このカウントされない時間こそ大事かもしれません。

これからはひま馬の時代

最近は忙しすぎて、身体が3つ欲しい、と嘆くことが増えました。仕事用と音楽その他用、あと映画やドラマなどの視聴に特化したチャンネルがあったら😅などと言っています。やりたいことが多すぎて困るんです。

ギリギリのスケジュールで動いていると、何か予定外のことがあったときに大変です。可能なら余裕を十分にとってスケジュール自体を立てたいですが、そうもいかないですよね。

そんなとき、にわかに手伝ったり代行してくれる人がいたらとても助かるのに、と思うことが時々あります。世の中にはそういう仕事もあるようですが、なんでも器用にできてしまう人というのはなかなかいないですし、事態が起きてから探すのも大変ですよね。いつでも頼める、そこそこ頼りになる人が家にいたらいいなと思ったりします。

ドラマには時々そのような人物が登場します。いつの間にかもう4年前になってしまいましたが、ドラマ「俺の話は長い」の主人公満はまさにそんな感じでした。

起業に失敗してからニートになり、喫茶店を営む母親と二人暮らししていたところに、姉一家が越してきてドタバタが起きる、というホームコメディです。ドラマ自体も面白かったのですが、この満という人が意外といろいろできて、家族間のすき間をうまいこと埋める役割を果たしたりもします。こういう存在って必要なのでは…などと考えて見ていました。これも、満がしっかりと毎日決まったスケジュールで働く人だとできないことですよね。

これからの時代、「ひま馬」のような人がもっと認められてもいいのでは、などと考える今日このごろです。

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