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【Basic Class2021】 未来も歓迎するもうひとつのビジネス・経済の地図 とは?

こんにちは!Community Based Academy サポートナビゲーターの仲田匡志ことマーシーです。こちらの記事では、昨年開講したAcademy2020のBasic Classの様子をご紹介するとともに、今年開講するAcademy2021の「Basic Class」のご案内をお届けします◎
今日は、プログラムのイントロダクションでもあり、プログラムのベースの考えを探究した「Program1」を振り返ってみます。

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Basic Classのプログラムの流れ

Community Based Economy を実践するプレイヤーが集い、互いの問いや知恵を持ち寄り学び合う場のAcademy。参加メンバーは互いに初めましてのはずなのに、まるで遠い親戚に会ったような不思議な安心感がありました。きっとやさしい経済を創りたいと、同じ未来を望むという共通点があるからでしょうか、自然と学びが深まる対話がはずみます。

プログラムでは、リードナビゲーター(ゲスト講師)が取り組んでいるCommunity Basedな活動とそれを叶えるために向き合っている「問い」についてのお話しからはじまります。


今回ご紹介するリードナビゲーター

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Program1のリードナビゲーターは、ベルリンで「人間という動物」の生き方を、その役割を体現されている井口奈保さん。人間が作り出した資本主義や経済圏から脱却し、人という動物らしい生き方を探究する姿はまさにアーティストです。

人間社会にしか存在していない人間というものに対する違和感とか問いというものがあったんです。人間というものは、地球に存在している一個の種でしかないわけですよね。それにもかかわらず、私たちが他の生き物たちと違ってユニークであるということは否定しようのない事実で、そこを歪曲するつもりもないんです。でも、そうした私たちも哺乳類で、他の動物たちとの遺伝子をすごい量共有しています。そんな中で、動物であるということをもっと意識すると、生き物である人間というコンセプトが出てきた。それは一体なんなんだろうという事を考え始めたんです。
         (Academy Program1_講師トークより抜粋)

井口さんの問いを持ったきっかけからお話が始まるのですが、この時点で今まで考えたことのない、動物としての人間!? とその視点ギャップに驚きました。
人間も確かに動物だけど、【人間 | 動物】と無意識に区別している。都市を想像した時には存在するけど、自然を想像した時に人間はいない。井口さんのお話しから、僕も不思議な違和感を持ちはじめました。

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7時間の時差のある朝のベルリンから、
井口奈保さんはともに探究する問いを届けてくれました。


自分で定義することから、他者が定義したわたしという存在に乗っかてみる

経済の仕組みの中で「私はこういう経験値・知識があって、こういうことができますよ!」と自分を定義することがビジネスの経済の中では求められるわけじゃないですか。それができない人は無能だと言われるし、リーダーシップがないとも思われる。自分を定義し主張していくという事が良しとされる。それはそれでいいのですけれど、なんでそんなに人間というのは、自分自身をアピールし続けないといちゃぁいけないと自分でも思っちゃうし、周りからもそうみなされてしまっている。

でも、他の生き物たちはそんな事まったくしてないわけですよ。
生まれ落ちて存在して、果たすべき地球環境のために、べつに環境のためとも思ってないかもしれない。「果たすべき」ということも、すべて私たちの言葉の概念からできているものしかないわけで、彼らは彼らで彼らとしての事をやって朽ちていくわけですよね。(Academy Program1_講師トークより抜粋)

動物が無意識に地球での役割を担って生きている一方で、人間は意識して地球のことやその環境のことを考えている。当たり前のことを立ち止まって考えるきっかけを僕はもらいました。

「知らないうちに、固定概念や違和感に気づかないフレームにはまっている自分がいることに気付かされるなんて。。。」
恐るべしCommunity Based Academy。やさしい経済を創るためのマインドシフトをしたいなと実感する時間でした。

文字に書き記すのが難しいけど伝えたいこと

その後に井口さんからシェアいただいたのは、(自分で自分を定義することをやめるために)アイデンティティを手放すべく、「愛とお金の直接循環」の実験をされたお話に。なんと、お金の動き方を自分の中で変えてみようと「私が存在することだけにお金をいただく」というチャレンジ。
価値あるものとお金を交換する既存の等価価値交換のシステムから脱却のお話なんですが、この内容をまとめるほどの文筆力が僕にはないので、こちらはみなさんと一緒に井口さんのお話を聴きたいですねとお茶をにごしてみます 笑
とさらりと今年開講のAcademyをご案内しておりますが、今年のProgram1の初回のゲストは井口奈保さんです◎
昨年のプログラムから1年が経ち、蓄積された井口さんの実践知や新たに見えてきたことなど、アップデートされたお話をしていただけるのが楽しみです!


ちなみにプログラムの後半は、参加メンバーでグループに分かれて井口さんからいただいた問いについてディスカションしました。

・「なぜ人は対価が欲しくなるのか?」
・「あなたの取り組みだからこそ生み出すことができる対価はどんなことがありますか?」

参加者の気づきや視点の違いから、色んな発見がたくさん。そしてあっという間のディスカッションの時間でした。いやぁ時間が足りないんです、毎回。
もっとみんなで話したい。振り返ると心からそう思う時間がAcademyの不思議です。

ようこそ、Basic Class2021へ

というわけで、Academyに興味を持っていただいた方もいらっしゃるといいなと期待を込めながらタイプしております。
ちなみに今年のProgram1のテーマはこちら⬇︎

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気になった方は、下記のエントリーフォーム先のページをクリックいただくと、今年開講するBasic Classの内容が記載されていますので、ご覧ください!
Community Basedなビジネスを創っていきたい、一緒に問いを探求したい、という方のご参加をお待ちしています! 


お申し込み

Basic Classへ興味を持っていただいた方は、こちらのページの申し込み詳細をご確認いただいたのち、エントリーをお待ちしています◎

【申し込み締め切り:10月30日(土)23:59まで】


【補足】
Community Based Academyでは、「つくる・つくられる」「教える・教えられる」といった関係性ではなく、この場に関わるひとりひとりが「学びのつくり手(メイカー)」としてフラットに関わりあえる姿勢を大切にしたいとの考えから、下記のように呼び名を考えてみました。
1)受講生・参加者ではなく「メイカー(Learning Maker)」
2)運営・事務局・講師ではなく「ナビゲーター(Learning Navigator)」
3)クライアントではなく「パートナー(Learning Partner)」

今回申し込みいただいた方は、みなさん「メイカー」としての申し込み、となります。


井口奈保さんの関連共同代表を務める「NION」と人間という動物として生きるの取り組みの1つ「Journey to Lioness」のURLはこちらです⬇︎
ぜひご覧ください◎